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2008年5月12日 (月)

万葉集の恋の歌

平安時代の女流歌人の歌をいくつか紹介しましたが、すごくロマンチックですが退廃的なムードもただよいます。それにくらべて万葉集にある恋の歌は素朴でエネルギッシュな感じがします。

「君が行く道の長手を繰り畳ね 焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも」狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)

中臣宅守(なかおみのやかもり)は娘子と恋に落ちそれが原因で越前に流されます。その宅守に送った歌です。あなたが行く道をたたんで焼いてしまう火が天から降ってくるのを祈っています。というすさまじい歌です。

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2008年5月11日 (日)

恋の歌 その参

これもかなりあぶない歌です。

「わすらるる身をば思はす誓いてし 人のいのちの惜しくもあるかな」右近

神様の前で誓った愛を破ると死んでしまうというそうですが、そうなるあなたはかわいそう。というゆうような内容なのですが、どう受け取るかは男にとっては非常に複雑・・・返す言葉に詰まりそうです。

女性の立場から、田辺聖子さんの訳を紹介しておきます。

「やがては忘れられる身だということを思いもせず
私はあのとき、愛を神に誓った
なんて愚かな私なのかしら
でも心がわりしたあなたには、神仏の罰があたるわよ
---いい気味といいたいけれど
でも、それは嘘
罰が当たって
あなたが死ぬなんていや
死んじゃいや
でも
あなたが憎くないといったら
それも嘘になるの」

「田辺聖子の小倉百人一首より」

まぁ簡単に愛を誓うなんてことはするものではないということでしょうか。

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2008年5月10日 (土)

恋の歌 その弐

百人一首の中の恋の歌、二つ目はかなり危険な歌です。

「忘れじの行く末まではかたければ けふを限りの命ともがな」儀同三司母(ぎどうさんしのはは)

“君の事は忘れないよ”とは言われたけれど、未来には忘れてしまうのでしょう。それならいっそ今日死んでしまいたい。という内容。

こんなこと言われたらどう思うでしょうか。素直にうれしいと喜べるのか、はたまた女は怖いとおもうのか、(女性の皆さんごめんなさい)。

この人の夫の藤原道隆、奥さんを愛していたのは真実らしいのですが、浮気者で愛人がいっぱいいたらしい。ということは・・・

2008年5月 9日 (金)

恋の歌

3日でおぼえる百人一首の暗記に挑戦しはじめてから、とうに3日は立ってしまったが、まだあきらめたわけではなく、毎日少しづつ覚えようとはしているのですが・・・

で、繰り返し読んでいると、恋の歌ばかり異常に多いのに気づきます。100首中43首が恋の歌だということです。平安貴族の興味はかなりの部分が恋愛に向いていたということでしょうか、それとも選んだ定家の趣味なのか。まぁこの時代庶民はそれどころではなかったようですが。

熱烈な歌はかなりありますね。

「難波潟みじかき葦のふしの間も 逢はで此の世を過ぐしてよとや」伊勢

伊勢は小野小町と並ぶ美貌の女流歌人ですが、あんな短い葦の節の間ほども逢わずにはいられないという歌ですが、絶世の美女がこういう歌を詠むのですから、いいよった男が山ほどいたというのもうなずけますね。

逢ってみたいものです^^;

p.s.
3日で覚える百人一首の本は「おすすめ本」に紹介しておきました。気に入ったCDも紹介してあります。趣味がかたよってますが、興味がある方はアマゾンで買えるようになっていますのでどうぞ。

2008年5月 7日 (水)

藤の花

ゴールデンウィーク最後の日、白山市の公園へ藤を見に出かけました。
藤の花を歌った和歌というと、

「手も触れで惜しむかひなく藤の花 底にうつれば浪ぞ折りける」凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

手を触れると折れそうなのでそっとしておいたら、水に映って波が藤の花を折ってしまった。というようなロマンチックすぎるような内容ですが、結構好きな歌です。

写真は白山市の松任グリーンパークという公園で藤の花が見ごろでした。

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2008年5月 6日 (火)

生まれました

うちの教室の裏の川に今年もカモの赤ちゃんが生まれました。
これからまたにぎやかになりそうです。
Kamo_2 Kamo2

2008年5月 5日 (月)

ラ・フォル・ジュルネ金沢

3日・4日とベートーヴェンにどっぷり漬かってきました。
それにしても、すごい人でした。朝から晩まで4つのホールでやっているコンサートはすべて超満員。それに駅のコンコースや地下の広場でやっているコンサートもすごい人だかり。
クラシック音楽のイベントでこれだけ盛り上がるというのはすごいと思います。
特に昨日の井上道義指揮のアンサンブル金沢の「英雄」は開演の1時間半前から並んで聞きました。ステージ上までオケをぐるりと囲む形で座席が置かれ、立ち見も出るほど超満員でした。
並んだ甲斐があって演奏はすばらしく、あんなに気合がはいったOEKははじめて聞いたような気がします。前から3列目の席で聞けたので指揮者や演奏者の熱気が伝わってきて感動的でした。
私は大好きな弦楽四重奏もたっぷり聴けたので大満足の2日間でした。イザイ弦楽四重奏団すばらしかったです。

聞いた曲を紹介しておきます。

・弦楽四重奏曲 「ラズモフスキー1番」 イザイ弦楽四重奏団
・弦楽四重奏曲 「ラズモフスキー2番」・大フーガ オーケストラ・アンサンブル金沢メンバー
・弦楽四重奏曲 14番 イザイ弦楽四重奏団
・交響曲第三番「英雄」 井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

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2008年5月 2日 (金)

ゴールデンウィークはクラッシク

今年のゴールデンウィークはクラッシク音楽をたっぷり楽しめそうです。
“ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2008”というイベントが東京と金沢で開かれます。
フランスで始まった世界的に有名な音楽祭で今年は東京では「シューベルト」、金沢では「ベートーヴェン」中心のコンサートです。一流の音楽家の演奏を気軽に楽しめる音楽祭です。

私もさっそく4枚つづりのチケットを買ったので、どのプログラムを聞きに行こうか思案中です。大好きな弦楽四重奏曲が中心になりそう。

今年は遠出する計画もないので音楽にどっぷりつかる休日になりそうです。

東京と金沢のラ・フォル・ジュルネのホームページを紹介しておきます。
http://www.lfj.jp/lfj_2008/  東京
http://www.lfjk.jp/  金沢

2008年5月 1日 (木)

萌え出づる春

今日も暑い日になりました。昨日知人から山菜を貰っておいしくいただきました。このころになるとこの歌が浮かびます。

「いはばしる垂水の上のさわらびの 萌え出づる春になりにけるかも」志貴皇子、万葉集

垂水は滝のことです、滝の流れる岩の上のわらびを見て春を感じたんですね。それを「萌え出づる」と表現するところがすばらしいですね。

私なんぞはすぐ秋葉原が連想されますが・・・、いかんいかん万葉集は日本人の感性の原点です。

イラストはおすすめリンクにもあります「アゲマキ」さんがこの歌をもとに書いたもので、許可を得て使わせていただいています。すてきなイラストをいつもありがとうございます。

Iwa

2008年4月30日 (水)

金沢・浅野川界隈

今日は夏のような暑い日です。ゴールデンウィークもいい天気になりそうですね。

連休には金沢の方へ観光に来られる方も多いと思います。今日は和歌から離れて金沢のお勧めスポットを紹介します。

金沢には古い町並みが多くありますが、そのなかでも東山茶屋街、浅野川界隈は風情があります。兼六園、金沢城あたりはもちろんいいのですが、ちょっと離れたこのあたりもお勧めです。

写真は主計町(かずえまち)の暗がり坂(くらがりざか)。この坂を下りていくと浅野川添いに古い町並みが続き、泉鏡花、室生犀星、徳田秋聲、等の文学碑や記念館があります。

昨日ちょっと用事がありこの辺りを通りましたので写真を撮りました。

Photo Photo_5 Photo_3

やはり和歌がないと寂しいのでつくってみました。

「浅野川古き家並み歩き来て 照葉ざくらのかげもかなしき」 かず

うすぐらい暗がり坂を下りると、泉鏡花の「照葉(てりは)狂言」という小説にちなんだ桜があります。

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