旧暦 その弐
6世紀ごろ中国から伝わった暦はとても精密に出来ていて、天体の動きも正確に計算されていたそうです。しかし遣唐使が廃止され中国との国交が途絶え、日本ではその後800年以上も同じ歴を使い続けた。中国と日本とでは時差もあり、暦に若干の狂いが出始め、日食や月食の予想も外れるようになってきました。
そこで日本独自の暦を作ったのが渋川晴海(しぶかわはるみ)です。
彼は天文、数学に長け、天球儀も作っています。
そして彼の別名は囲碁のプロ棋士、『安田算哲(やすださんてつ)』です。
本因坊道策との御城碁で初手天元に打った棋譜が残っています。初手天元というのは初手を碁盤の真ん中に打つことで、普通は考えられません。宇宙の真ん中に打つことに意義を感じたのかもしれませんね。残念ながらその碁は負けましたが。
彼の作った暦は大和暦とよばれ823年ぶりに暦を書き換えることになりました。これには水戸光圀の力も大いにあったようです。
全国を回り実際の観測と緻密な計算をして作られました。GPSもないのにどうやって計算したのかな。
とにかく大変な苦労だったようです。
この話は小説『天地明察』に詳しく書かれています。
今年の秋には映画も封切されるようです。いまから楽しみです。
映画『天地明察』オフィシャルサイト http://www.tenchi-meisatsu.jp/
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