2009年12月10日 (木)

良暹法師:いづこも同じ秋の夕暮

秋も深まりそろそろ冬の便りも聞こえてきました。
こちら金沢では来週あたりから雪の予報が出ています。

こんな時節、ひとりで家の中にいるとたまらなく寂しくなることってありませんか?
この良暹法師(りょうぜんほうし)もそんな思いだったのでしょう。

「寂しさに宿を立ち出でて眺むれば いづこも同じ秋の夕暮」
“たまらなく寂いしいので庵を飛び出して外を見てみた。しかしどこを見ても寂しい秋の夕暮だった”

秋の夕暮で終わる歌は新古今の三夕の歌を始めとして多いのですが、百人一首のこの歌も寂しくて好きな歌の一つです。
師走に入ってあわただしくなりましたが、時々は寂しさを味わってみる余裕を持ちたいですね。
と、思っているのですが・・・

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2009年11月26日 (木)

兼六園ライトアップ

毎年行われている兼六園のライトアップですが、初めていってみました。

なかなか幻想的ですばらしいものでした。
松の雪吊りや琴柱灯篭が霞が池に反射し、なんともいえない幻想的な雰囲気を醸し出しています。池に浮かぶ茶室ではチェロとコントラバスの演奏が、もちろんアンサンブル金沢のメンバーです。

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2009年11月13日 (金)

源氏物語と比叡山

今回、比叡山を1日かけてゆっくり回り、
そのうえで源氏物語の最後のほうを読み返してみると、比叡山がとても重要な意味をもっているとあらためて感じられました。

浮舟が生きているという噂を聞いて薫は比叡山の根本中堂に参詣の後、横川のほうへ僧正を訪ねます。
私は車で回りましたが、薫は馬・牛車・徒歩?、どのようにして行ったのかはわかりませんが、かなり険しい道のりです。

そして薫が最後に詠んだ歌、

「法の師と尋ぬる道をしるべにて 思はぬ山に踏み惑ふかな」

この歌が結局、源氏物語のテーマだったのかとも思えます。

根本中堂と横川中堂をギャラリーに追加しました。
http://wakaotazunete.cocolog-nifty.com/photos/genji/

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2009年11月10日 (火)

比叡山

先週末に比叡山へ行ってきました。
天気も良く紅葉もきれいでした。
根本中堂のほうへは何度か行ったのですが、横川(よかわ)のほうへは初めて行ってきました。

源氏物語で宇治川に身を投げた浮舟を助けたのが横川の僧正(よかわのそうず)です。
比叡山に一日いましたが、歴史と仏教の中に浸ったいい一日でした。

紹介する和歌は伝教大師最澄と慈円大僧正の歌です。

「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の仏たち わが立つ杣(そま)に冥加(みやうが)あらせたまへ」 伝教大師

「おほけなくうき世の民におほふかな わが立つ杣(そま)に墨染の袖」 前大僧正慈円

比叡山でこの歌を思い浮かべると感慨深いものがありました。

内容については前にも紹介しているのでリンク先をご覧ください。 最澄慈円
写真は根本中堂・横川中堂・伝教大師霊廟です。フォトギャラリーにも追加しておきました。

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2009年11月 6日 (金)

ウインドウズ7

いちおう本業はパソコン教室なので、たまにはパソコンの話題を・・・

うわさのウインドウズ7をうちの教室にも入れました。

使ってみた感じはだいたいビスタと似ています。
変わったのは画面の一番下のタスクバーが使いやすくなったとか、いくつも画面を開いているときにそのソフトのタイトルバーをゆするとまわりのウインドウが小さくなったり、面白い機能もあります。

最初からついているペイントや拡大鏡なども使いやすくなっているようです。

タッチパネルの機能もあるのですが、うちのディスプレイは対応していないので使えません(T_T)

しばらく使ってみてまた報告します。

Windows7

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2009年11月 1日 (日)

大江千里:月見れば

秋の月はきれいでいいですね。でもなぜか物悲しくなります。

「月見ればちぢにものこそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど」 大江千里(おおえのちさと)

“月を見ているといろいろなことが次々と思いだされ悲しくなってきます。私一人だけが見ているわけではないのですが・・・”

“ちぢに”は“千々に”ですから、様々なことが思い出されたのでしょうね。
千里の叔父さんは例の在原業平さんです。
百人一首はつながっている人が多いですね。

りっぱな家系ですから生活には困らなかったと思いますがそれなりに悩みはあったのかもしれません。

大江千里の歌には源氏物語に出てくる有名な朧月夜の歌がありますね。
月を歌わせたら他に並ぶ人はいません。と、私は思います。

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2009年10月25日 (日)

文屋康秀:秋の草木のしをるれば

百人一首にもどります。
秋も深まってきて寒い風が吹くころになりました。
こんな季節にピッタリなのが、

「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ」 文屋康秀
“山から荒々しい風が吹くと秋の草木もしおれてしまうことだ。だから嵐と言うのか。”

山風だから嵐だという軽いジョークですが、リズムもよくいい歌ですね。

文屋康秀(ふんやのやすひで)という面白い名前の人ですが、この人もプレイボーイだったらしく、三河の国へ赴任するときに小野小町を誘っています。

このときはどうもふられたようですが、
なんといっても小野小町は在原業平、僧正遍昭、とボーイフレンドにはことかきませんから・・・

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