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2007年9月

2007年9月26日 (水)

中秋の名月

昨日は中秋の名月だったのですが、こちら(金沢)では雲が多くあまりきれいには見られませんでした。でも本当は今日のほうが満月に近いらしく、まんまるに見えるらしいです。旧暦は月の満ち欠けによっているのですが少しずれがあるそうです。

それではそんな夜にふさわしい歌。

「秋風にたなびく雲の絶え間より もれ出ずる月の影のさやけさ」左京大夫顕輔、新古今集、百人一首

これはすばらしい歌です。雲の間から月光が射しています、「さやけさ」という表現もいいですね。月の影とは古語では月の光のことです。さて今晩が楽しみです。

※お知らせ

Yahooのカテゴリーに「和歌を訪ねて」のホームページが登録されました。“トップ > 芸術と人文 > 人文 > 文学 > >”とたどっていってください。もちろん検索しても出てきます。

http://dir.yahoo.co.jp/Arts/Humanities/Literature/Poetry/Waka/

URLも変わりましたのでお知らせしておきます。

http://homepage3.nifty.com/wakaotazunete/

今後ともよろしくお願いいたします。

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2007年9月17日 (月)

香道

金沢で「和歌をテーマにお香を楽しむ」という香道の会が開かれたという記事が今朝の新聞に載っていました。香りをイメージする和歌は、

「このたびは幣(ぬさ)もとりあえず手向山(たむけやま) 紅葉の錦 神のまにまに」菅原道真、古今集・百人一首

この歌をイメージしてどういうお香がたかれたのでしょう。ちょっと難解な歌でいままでよく読んでみたことはなかったのですが、調べてみると結構おもしろい歌です。
幣とは神主さんが持っている紙のことで、この時代では旅立つ人を見送るときに色の絹(幣)を峠で撒く風習があったそうです。この歌が読まれたのは宇多上皇が吉野へ行かれるときにお供した道真が幣を用意できなかったので山の紅葉を幣に見立てて読んだものです。こうして読んでみるとなかなかいい歌ですね。さすが菅原道真!

で、なにが言いたいかというとこの歌を香道で表現するとどうなるのか???、今度こういう会があったらぜひ行ってみたいものです。

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2007年9月14日 (金)

秋の夜長

秋の夜長、皆さん何をして過ごしていますか?秋の夜というと不思議と長い感じがします。この長い夜を有意義に過ごしたいものです、が、私の場合はというと・・・大好きな日本酒をチビリチビリと飲みながらすぐに寝てしまうというパターンが多い・・・

こんな秋の夜長にぴったりな歌が

「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む」
柿本人麿、万葉集、百人一首

山鳥というのはどんな鳥かよく知らないのですがとにかく尾のなが~い鳥なのでしょう。こんな夜に一人さびしく寝ているのがほんとに長く感じられるといういい歌ですね。

でもこの歌にはちょっと謎があります。作者は、かの柿本人麿。その代表作として百人一首に選ばれていますが、人麿の歌にはもっとすばらしいのがいっぱいありますよね。「東の野にかぎろいの・・・」とか、それにこの歌は万葉集では「読み人知らず」となっていてどうも人麿の作ではないようなのです。なぜ藤原定家が百人一首にこの歌を選んだのか?そこにはすごい暗号がこめられているという話があるのですが、これを書き出すと長くなるのでまたの機会にしますが、とにかく秋の夜長にはこの歌です。

百人一首の暗号の本はマイリストに載せておきました。興味のある方はどうぞ。

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2007年9月11日 (火)

大伴家持1

大伴家持は大好きな歌人の一人です。富山県高岡市には家持にちなんだ展示館や史跡などが多くありよく出かけます。

「わがやどのいささ群竹(むらたけ) 吹く風の音のかそけき この夕(ゆうべ)かも」大伴家持、万葉集

竹の間を風が通る音を見事に表現しているすばらしい歌だと思います。実は春に書かれた歌のようですが秋になると思い出します。

Img_1661

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2007年9月10日 (月)

秋の風

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」
藤原敏行
古今和歌集

秋の風が吹く頃になりました。この頃になると無性に和歌の世界に浸りたくなります。以前にも書いていたことがあるのですが1年で中断し、新たにスタートとなります。「秋来ぬと」は「あききぬと」と読みます。「おどろかれぬる」はビックリしたというのではなく、ハッとさせられたというところでしょうか。たまには風の音に静かに耳を傾けてみるのもいいものです。

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ブログ開始

万葉集・古今和歌集・源氏物語などの古典の中の和歌を紹介していきます。古典和歌が好きで趣味で読んでおります。古典和歌の中には日本人の心のようなものが感じられます。私自身そんなに詳しくはないので勉強しながら紹介していくつもりです。

どなたでもコメントいただければ幸いです。

kazu

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