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2007年11月23日 (金)

秋の夕暮れ 3

初雪も降り、秋から冬に変わろうとしています。本格的な冬になる前に三夕(せき)の歌の残りの1首を紹介しておきます。

「見わたせば花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの秋の夕暮れ」藤原定家、新古今集

見事な寂びの世界、「浦のとまや」は海岸にある漁師の小屋です。華やかなものはなんにもありません。

さてこの三夕の歌、皆さんはどれがおきにいりでしょうか?

「心なき身にもあわれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ」 西行

「さびしさはその色としもなかりけり 槇立つ山の秋の夕暮れ」 寂蓮

「見わたせば花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの秋の夕暮れ」 定家

窓から外を眺めてみると、サギがさびしそうに立っていましたので、おもわず写真をとりました。

Photo

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コメント

かずさん こんにちは。

冬が始まる前の寂しさを感じる今、歌を作ろうとしてもなかなか作れません。 この季節は紅葉の美しさのためその他のものは水墨画のようで、それもまたいいですね。

西行  「心なき身にもあはれはしられけり
      鴫立つ沢の秋の夕暮れ」

この歌が最も深く寂しさを感じるので好きです。

投稿: 梅子 | 2007年11月30日 (金) 07時52分

梅子さん、コメントありがとうございます。
ニューヨークはもう冬の気配でしょうか。この秋の寂しさを感じるのは世界共通なのか、日本人だけなのか、どうなんでしょう。
フランスでは「秋の日のヴィオロンの・・・」となるんでしょうね。

この中では私は寂蓮の「槇立つ山の・・・」が気に入っています。

投稿: kazu | 2007年12月 1日 (土) 17時01分

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