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2007年11月12日 (月)

源氏物語(若紫)

源氏物語の中には795首の和歌がちりばめられています。もちろん全部が紫式部の作なのですが、その場面ごとの登場人物か読んだように書き分けてあり、物語を読み進めていくと本当にその人物が実在して和歌を読んだかのような錯覚に陥いるくらいすばらしいものです。

では、物語の中でも一番きわどいかなと思うような場面。光源氏が父である帝のお后、藤壺と関係を持ってしまいます。

「見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちに やがて紛るる我が身ともがな」光源氏

また逢うこともないのだから、いっそ夢の中に入って消えてしまいたい。というようなロマンチックな歌です。それに返した藤壺の歌が、

「よ語りに人や伝へん たぐひなく憂き身を 醒めぬ夢になしても」藤壺

夢の中に消し去ってしまっても、人のうわさになったら・・・という歌です。

このとき光源氏は18才、これと同時期に将来最愛の妻となる若紫をさらってきています。このとき若紫はまだ10才の子供です。

このあたりの光源氏はやりたい放題で、読んでいる方としてもこの後どうなるのか興味津々なところです。

この場面のすてきなイラストがありますので紹介しておきます。作者は「アゲマキ」さん。いつもホームページで使わせていただいています。

Photo_2

和歌の総角(あげまき) http://waka.or.tv/

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コメント

源氏物語は何度か挑戦したのですが、未だに読めません(;△;)

想像力が貧困なのですね・・・。

リタイア後の楽しみになりそうです(汗

投稿: nmzk | 2007年11月12日 (月) 17時38分

源氏物語は難しいという思ってる人が多いのですが、ちょっとはまるとすらすら読めます。
現代語訳でも与謝野晶子とか谷崎潤一郎とかになると難しいので、最近の瀬戸内寂聴とか円地文子とかのほうが読みやすいと思います。後はまんがとかあらすじ本なんかから読むのもいいかもしれませんね。
なんとか原文で読破したい。そのうちに・・・^^;

投稿: kazu | 2007年11月13日 (火) 09時52分

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