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2008年2月 3日 (日)

雪の夕暮

今日は関東の方でも雪が積もったようですね。こちら北陸はたいしたことはないのですが、けが人も出ているようですので気をつけてくださいね。

定家は夕暮れが好きなようで、秋の夕暮れに続いて冬の夕暮れを歌ったすばらしい和歌があります。

「駒とめて袖うち払う陰もなし 佐野のわたりの雪の夕暮」藤原定家、新古今集

佐野のわたりというのは、奈良県の山の方にある渡し場で、そこに差し掛かったときに雪が降ってきて、馬をとめて雪を払うところもない、といった寂しい風景です。

万葉集に本歌がありますが、定家は源氏物語の薫が浮舟を訪ねたときのことをイメージしているということです。

源氏物語の貴公子が雪の夕暮の中を馬に乗って寂しくすすんでいるという風景を思い浮かべてみてください。

写真は佐野のわたりには関係ありませんが、うちの裏に最近いるサギです。雪の中で寂しそうなので撮ってみました。

Photo

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コメント

かずさん、

ほんとうに寂しい歌ですね。 まして、源氏物語の貴公子が馬に乗って進んでいる風景を想像すると
美しすぎて寂しすぎます。
私は、かなりの時間をかけて瀬戸内寂聴訳の源氏物語を読んでいます。今、若菜の帖を読んでいるところですが、「源氏は若菜から読めばいい」と折口信夫氏が言っているそうです。といわれても、そういうわけにはいきませんよね。

なかなか小説を読むようにははかどりません。

投稿: 梅子 | 2008年2月 5日 (火) 11時39分

若菜ですか。
このあたりからみんな不幸になっていくんですよね。
紫の上、柏木、こういうところが「もののあはれ」なのかなぁってなんとなく思います。

じっくり読むと悲しくていいところです。

投稿: kazu | 2008年2月 5日 (火) 18時31分

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