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2008年4月

2008年4月30日 (水)

金沢・浅野川界隈

今日は夏のような暑い日です。ゴールデンウィークもいい天気になりそうですね。

連休には金沢の方へ観光に来られる方も多いと思います。今日は和歌から離れて金沢のお勧めスポットを紹介します。

金沢には古い町並みが多くありますが、そのなかでも東山茶屋街、浅野川界隈は風情があります。兼六園、金沢城あたりはもちろんいいのですが、ちょっと離れたこのあたりもお勧めです。

写真は主計町(かずえまち)の暗がり坂(くらがりざか)。この坂を下りていくと浅野川添いに古い町並みが続き、泉鏡花、室生犀星、徳田秋聲、等の文学碑や記念館があります。

昨日ちょっと用事がありこの辺りを通りましたので写真を撮りました。

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やはり和歌がないと寂しいのでつくってみました。

「浅野川古き家並み歩き来て 照葉ざくらのかげもかなしき」 かず

うすぐらい暗がり坂を下りると、泉鏡花の「照葉(てりは)狂言」という小説にちなんだ桜があります。

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2008年4月28日 (月)

大江山

「大江山いくのの道の遠ければまだふみも見ずあまの橋立」小式部内侍

百人一首が続きます。昨日紹介した、中納言定頼さんをギャフンといわせたのがこの歌です。

この作者のお母さんはかの有名な和泉式部でこのとき内侍は14,5才だったようです。歌合せの席で居合わせた定頼は、お母さんの和泉式部が丹後の国へ行っていていないのを知っていて内侍に、お母さんから手紙はきたの?と聞いたのです。

内侍は即興でこのすばらしい歌を読み、定頼はなにも言えなかったのです。

大江山は京都から丹後へ行く途中にあります。その先には天の橋立がありますね。こんな歌を詠まれてはさすがの定頼さんもグウの音もでませんね。

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2008年4月27日 (日)

宇治

百人一首には源氏物語や作者の紫式部に関連した歌が数多く出てきます。今年は源氏物語千年紀、宇治あたりでも色々なイベントがあることでしょうね。

「朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらわれわたる瀬瀬のあじろ木」権中納言定頼

霧のかかった宇治川を描写したすばらしい歌です。源氏物語の宇治十帖の世界を連想させます。

この定頼さん、和泉式部の娘の小式部内侍をからかって「大江山・・・」の歌でしっぺ返しをされていますが、かなりなプレイボーイだったらしく、この内侍とか紫式部の娘の大弐三位とかとも付き合っていたとか、いろいろうわさがあります。ちょっと軽い人っだたのかも。

でもこの歌いいです。

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2008年4月26日 (土)

八重桜

倶梨伽羅の八重桜祭りもそろそろはじまると思いますが、ソメイヨシノが終わった後の八重桜はまたいいものです。八重桜といえば、

「いにしへの奈良の都の八重ざくら けふ九重ににほひぬるかな」伊勢大輔

奈良の都から天皇に八重桜が届く。それを受け取る役は実はかの紫式部だったのですが、新参の伊勢大輔にその大役を譲りました。なぜ譲ったのか、試そうとしたのか、花を持たせたのか、いい歌がうかばなかったのか(それはないか)、はわかりませんが、突然、指名された大輔は天皇の御前で見事にこの歌で大役をこなし。喝采を受けました。

紫式部もこの歌にはまいったかもしれませんね。

先日いった倶梨伽羅の八重桜ですが、きれいに咲いているのもありました。ゴールデンウィークはすごい人出になるでしょうね。

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2008年4月24日 (木)

春の夜の夢 その2

暑かったり寒かったり変な天気が続いています。

春の夜の夢というと、百人一首にもあります。

「春の夜の夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ名こそ惜しけれ」周防内侍

この時代の女性は思いのほか強かったらしく、二条院にいた作者が枕がほしいといったところ、御簾の向こうで聞いていた大納言忠家が自分の腕を差し出したところ、バシッとやったかどうかはわかりませんが、この歌を作ったそうです。「変なうわさが立ったらどうするの」っていう感じですね。

春の夜、夢心地でボーッとばかりしていてはいけません。

そこで私も、いまだに挫折しいる百人一首の暗記をしようと思い。本屋で「3日で覚える百人一首」というのを見つけたので買ってきたのですが・・・

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2008年4月23日 (水)

お知らせ

いつも見てくださってありがとうございます。

KTパソコンスクールのブログのほうですがだんだんネタがなくなってきたので、こちらの「和歌を訪ねて」のほう一本にまとめさせていただくことにしました。

今後ともよろしくお願いいたします。

パソコンスクールのブログははそのうちなくなりますm(__)m ↓ 

http://ktps2006.cocolog-nifty.com/blog/

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大伴家持2

「春の野に霞たなびきうらがなし この夕光(ゆうかげ)にうぐいす鳴くも」大伴家持、万葉集

家持は越中(富山県)5年間赴任しています。この時期にすばらしい歌を数多く残していますが、この歌は奈良の都に戻った後に作られたもので、なんとなくもの悲しく、万葉集らしくないというか、古今集に近いような作風です。この後家持は藤原氏全盛の政局の中で争乱にまきこまれ、つらい時代になります。

昨日は半日ほど時間があいたので富山と石川の県境にある倶梨伽羅峠へ行ってきました。平家物語で有名な古戦場です。八重桜が有名で見に行ったのですが山頂はもう少しかなといったところでした。うぐいすも盛んに鳴いており、気持ちのいいお花見でした。

Photo_2

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2008年4月21日 (月)

春の夜の夢

やっと暖かくなりましたね。いつもボーッとしている私もますますボーッとしているこの頃です。

春になるとこの歌が浮かびます。私の1番好きな和歌です。

「春の夜の夢の浮橋とだえして 峰に別るる横雲の空」藤原定家、新古今集

うっすらと明るくなり、夢から覚めはじめる。どんな夢を見ていたかというと、源氏物語の光源氏かなんかになったような夢でいい気持ちになっていた。源氏物語の最後の帖は「夢の浮橋」、やっぱり人生というものははかないよなぁー。ボーッとして外を見てみると山にかかっていた雲がスーッと別れて消えていく。あぁだんだん夢から覚めてきた。

なんていう感じの、けだるい歌です。

クラシック音楽を聴く方なら、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」が浮かぶかもしれません。

この浮世離れした感覚が大好きです。

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2008年4月13日 (日)

散る桜

「さくら花ちりぬる風のなごりには 水なきそらに浪ぞたちける」紀貫之、古今集

桜を歌った和歌は数多くありますが、一番すきなのはこの歌です。

天気がいい日に花が散り始めた桜を眺めていると、一瞬風が吹く。青い空にさくらの花びらが舞う。水もないのに海に波がたったような感覚。

その一瞬の感動、時間が止まったかのような空間の風と青空と花びら。

すばらしい表現です。

近所の桜並木も散り始めました。

Sakura_2 

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2008年4月 7日 (月)

しばらくさぼっていたら春になってしまいました。

「久方の光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」紀友則

桜を見ると人生の無常観を感じずに入られない。この花も数日後には散ってしまうのだなーなんて思って、紀友則は桜を見ていたんでしょうが、兼六園の桜を見に行ったら、すごい人だかりで静かに眺めるどころではありませんでした。

Sakura1 Sakura2

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