« 恋の歌 その弐 | トップページ | 万葉集の恋の歌 »

2008年5月11日 (日)

恋の歌 その参

これもかなりあぶない歌です。

「わすらるる身をば思はす誓いてし 人のいのちの惜しくもあるかな」右近

神様の前で誓った愛を破ると死んでしまうというそうですが、そうなるあなたはかわいそう。というゆうような内容なのですが、どう受け取るかは男にとっては非常に複雑・・・返す言葉に詰まりそうです。

女性の立場から、田辺聖子さんの訳を紹介しておきます。

「やがては忘れられる身だということを思いもせず
私はあのとき、愛を神に誓った
なんて愚かな私なのかしら
でも心がわりしたあなたには、神仏の罰があたるわよ
---いい気味といいたいけれど
でも、それは嘘
罰が当たって
あなたが死ぬなんていや
死んじゃいや
でも
あなたが憎くないといったら
それも嘘になるの」

「田辺聖子の小倉百人一首より」

まぁ簡単に愛を誓うなんてことはするものではないということでしょうか。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ

|

« 恋の歌 その弐 | トップページ | 万葉集の恋の歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222059/41168660

この記事へのトラックバック一覧です: 恋の歌 その参:

« 恋の歌 その弐 | トップページ | 万葉集の恋の歌 »