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2008年5月15日 (木)

源氏物語(桐壺)

今年は源氏物語が書かれて千年、よく読んでみるとなかなかにすばらしい小説です。ということが最近になってやっとわかって来たような感じです。今年は出来る限り源氏物語ゆかりの地を訪ね、また読み返してみたいと思っております。できれば原文も・・・^^;
このブログでは和歌を中心に源氏物語を読んでいきたいと思います。
800首あまりある中の1番初めの和歌は、桐壺の更衣がいじめを受け、それがもとで死にそうになりながら帝に対して読んだ歌です。

「限りとて別るる道の悲しきに いかまほしきは命なりけり」

もう、この世ともあなたともお別れしなければなりませんが、なんとかもっと命をながらえることはできないでしょうか。という最高に悲しい歌から源氏物語は始まります。
もう次はどうなるのかと心配になってきますね。このへんはさすが紫式部です。

ここから長い長い悲劇が始まっていきます。
この時源氏は3才です。まだ母親が死んだということの実感はないようですが、このあと母親の面影をずっと追っていくんですね。

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コメント

なんだか、高校時代の古文を思い出しました。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年5月15日 (木) 21時18分

はい、では古文の時間を思い出してもう一度読んでみましょう。
ちょっと難しいところが「いかまほしき」です。
「いか」は強調:どうしても。「まほしき」は~したい。ということで下の句は、どうしても命を永らえたいという意味になりますね。(たぶん^^;)

投稿: かず | 2008年5月15日 (木) 21時28分

解釈つきでありがとうございます。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年5月16日 (金) 05時55分

桐壺はかわいそうな女性です。
宮中に入らなければ若くして死を迎えることはなかっただろうに・・・
でも帝に愛されたうらやましい女性でもありますね?帝が源氏を大事にする根底がここにあるんでしょうね・・

投稿: yamakei | 2008年5月16日 (金) 10時17分

源氏物語にはかわいそうな女性がたくさん出てきます。精神的なストレスが原因でみんな死んでいくんですね。

そういうはかない女性の物語なのかな。なかには源氏ににらまれただけで死んでしまう柏木の君みたいなはかない男性もいますが。

投稿: かず | 2008年5月17日 (土) 09時45分

源氏が桐壺に想いを寄せたのと同様、柏木も女三宮に想いを寄せて・・・因縁の物語でもありますね?
この物語は「垣間見」がすべてを狂わすキーワードのようにも感じます。。。

投稿: yamakei | 2008年5月19日 (月) 10時28分

垣間見てしまったら最後、もう忘れられないという感じなのでしょうね。
宇治の源氏物語ミュージアムには垣間見のシーンが等身大の人形で再現されていたよな気がします。

投稿: かず | 2008年5月19日 (月) 12時32分

>源氏が桐壺に想いを寄せたのと同様・・・

ごめんなさい。間違えて打ってしまいました。桐壺ではなく藤壺です。訂正します。

投稿: yamakei | 2008年5月20日 (火) 01時46分

桐壺更衣が宮中を退出するとき、帝へ詠んだ

かぎりとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり

 訳
「もう、この世とも貴方【帝】ともお別れしなければなりませんが、何とかもっと命を長らえることは出来ないでしょうか……」と言う悲しい歌から源氏物語は始まります。

【私見】は、「桐壺更衣(皇位・高位)」は、【中宮・定子】、「帝」は、【一条天皇】です。
登場人物の、「源内侍」が、【紫式部(高階貴子)】

定子は敦康親王の前に修子内親王という女の子を産んでいます。一男二女の母です。
定子の亡くなった後、帳の 帷 かたびら の紐に結びつけられてる文を見つけたら、定子筆で三首の歌が書かれていました。

●夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙のいろぞゆかしき
(訳)私が死んだ後、恋しがって流す貴方の涙の色が知りたい

●知る人もなきわかれ路に今はとて心ぼそくもいそぎ立つかな

●烟とも雲ともならぬ身なりとも草葉の露をそれとながめよ

定子が鳥辺野に土葬される際、一条天皇は

★野辺までに心ばかりは通へども我がみゆきとは知らずやあるらん
(訳)貴方が行く鳥辺野には身体は行けないが、心だけは貴方を追って行っている事を、貴方は知らないのだろう。

という歌を残しています。
円融天皇の皇后遵子(じゅんし・のぶこ)や道長との権力争いに巻き込まれ、【最後は毒殺】と云う不遇の人生をたどった定子だが、愛する人に愛され、その人の子供も生めた定子をそう云う意味では幸せだったと言えないだろうか。

  「桐壷の更衣」=【中皇命(中宮)定子】を詠める
身を尽くし心を尽くし魂尽くし言の葉尽くす君にあるらし  銀河 秋彩

投稿: 銀河 秋彩 | 2010年12月20日 (月) 20時33分

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