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2008年6月 7日 (土)

源氏物語(紅葉賀)

物語が前後しますが、末摘花の次の帖です。
光源氏と頭中将(とうのちゅうじょう)が帝と藤壺の宮の前で「青海波(せいがいは)」という舞楽を舞います。源氏の舞はこの世のものとは思えない美しさでした。実はこの時藤壺の宮は源氏との密通で懐妊しています。源氏は平静ですが、藤壺のほうははらはらものです。

「もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の 袖うち振りし心知りきや」光源氏

あなたのことを思って舞うこともできないほどなのに、あなたはこの心を知っていますか。と、藤壺に歌を送りますが、

「から人の袖振ることは遠けれど 立ち居につけてあはれとは見き」藤壺

藤壺のほうは、帝に気づかれては大変と、ありきたりの歌を返します。
唐の人が舞ったとは聞きますが、あなたの舞はすばらしいものでした、というような意味です。
冷静なようですが、本当の夫である帝と、愛する源氏を前にして心の中はどんなだったんでしょうか?それにお腹には源氏の子が・・・

イラストは例によってアゲマキさん作です。したたかで美しい源氏の雰囲気がよく出ていますね。

Mono

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コメント

いやー、この男ならたいていの女性はいちころでしょう。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年6月 7日 (土) 20時57分

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