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2008年6月20日 (金)

京都紀行その4(渉成園)

2日目の最初は渉成園、東本願寺の近くにある庭園です。

光源氏のモデルだったといわれている源融(みなもとのとおる)の六条河原院の一部であったと言われています。

奥州塩釜の景色をそのまま造らせようと海水を運ばせたとか、すごい逸話が残っています。当時はさぞ豪華なものだったのでしょう。

この屋敷も源氏物語に出てくる六条院のモデルだったという話もありますが、実際に行ってみるとそれもうなずけるみごとな庭園です。ここは絶対お勧めです。

例によって百人一首が出てきますが、源融の歌があります。

「陸奥(みちのく)の信夫(しのぶ)もぢずり誰(たれ)ゆゑに 乱れそねにし我ならなくに」河原左大臣

「しのぶもぢずり」というのは福島県に伝わるしのぶ草で染めた染物で、その乱れた模様を自分の心にたとえて、あなたのせいで私の心もみだれているという意味です。光源氏がいいそうなセリフです。

この屋敷も後には荒れ果て、恵慶法師の歌も詠まれます。

「八重葎(やえむぐら)しげれる宿の淋しさに 人こそ見えね秋は来にけり」恵慶法師

百人一首のこの歌は、この屋敷を詠んだもので、八重葎は雑草です。光源氏の栄華もひと時の夢ということでしょうか。

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コメント

まさしく京都そのものですね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年6月20日 (金) 21時04分

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