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2008年6月 3日 (火)

源氏物語(末摘花)

会ったこともない女性に心惹かれてしまう、というのはこの時代の常であったらしいのですが、それにしても一夜を過ごした後に初めて顔を見た、というのですから今では考えられないですね。

それでこの末摘花の姫君、あくる朝、顔をみてみるとなんと大変な不細工。すごいこと書いてあります。座高が高い・顔が長い・鼻が長い・鼻の先が赤い・・・!

光源氏はガッカリして、この歌を詠みました。

「なつかしき色ともなしに何にこのすゑつむ花を袖にふれけむ」光源氏

“すゑつむ花”とは紅花のことで姫君の鼻とかけています。“なつかしき”は心ひかれるという意味ですから、「心ひかれたわけでもないのに、なんでこんな女の袖にふれてしまったんだ」、という失礼な歌です。

でもこの後長い間忘れられていた姫君はずっと待ち続け、そこを訪ねた源氏は、その後ずっとこの姫君を大事に扱い、結局とても幸せな人生を送ることになります。女性は器量ではないと、紫式部はいいたかったのかな。

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コメント

あらためて人生って分からないものと感じました。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年6月 4日 (水) 05時26分

昔の夜は真っ暗で、今とは大違い!昼と夜は別の世界だったのでしょうね。
そんな暗い中、末摘花さの髪は長くて美くて、いい手触り・・・夜が明けて顔はしこめとわかっても、髪の美しい女性には、惹かれるものがあったのかも、と思います。

投稿: usapyon | 2008年6月 4日 (水) 14時44分

来ましたね~末摘花。私は案外好きなんですよね・・いじらしいではありませんか。
源氏の君も他の女性とは違ったレベルで大事にしたいと思ったのでしょうね?

投稿: yamakei | 2008年6月 5日 (木) 09時47分

豪腕プチリンコさん、usapyonさん、yamakeiさん、コメントありがとうございます。
私もこの末摘花、結構好きなんです。
この後源氏が、待ち続けていた末摘花の屋敷を訪ねる場面へ飛びたいと思います。

投稿: かず | 2008年6月 5日 (木) 22時39分

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