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2008年6月26日 (木)

源氏物語(葵)

いよいよ六条御息所(六条のみやすどころ)の怨霊登場です。待ってました!というわけではないのですが好きなところです。

六条御息所は光源氏から冷たくされ、それでも賀茂の祭りのパレードに出る源氏を一目見ようと出かけると、葵上(あおいのうえ)の車に押しのけられて、車を壊されひどいめにあってしまいます。あまりのくやしさに生き霊となって身重の葵の上にとりつき、源氏にせまります。葵の上を救おうと、僧や修験者などがものすごい加持祈祷をするなかで、怨霊が現れる壮絶な場面です。

「嘆きわび空に乱るるわが魂(たま)を 結びとどめよしたがひのつま」葵の上(実は六条御息所の生き霊)

嘆き悲しんで空にさまよっている私の魂を、なんとかつなぎとめておいて下さい、という意味です。“したがひのつま”は着物の下前の褄(つま)のことで、といっても私もよく知らなかったのですが、家内に聞いたところ裾の部分の内側になっているところの端の方だとか、

これがなぜ怨霊に関係あるかというと、この時代には下前の褄を結ぶと、魂が戻るという言い伝えがあったそうで、御息所も自分の魂をなんとかしてほしいと、源氏に言いよったのでしょうね。

自分でも気がつかない内に生き霊となってしまう御息所は、なんとなく哀れで同情してしまいます。源氏物語に出てくる女性の人気投票では、この御息所は結構上位に入るそうですが、私も好きなタイプです。ちょっとこわいけど・・・

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コメント

どんな怨霊なのかみたいですね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年6月26日 (木) 12時09分

今晩は。謡曲で、葵の上というのがあります。その中で、六条御息所の怨霊が
「うらみは、人をも世をも・・・・」・といいながら出てきます。昔仕舞いで、演じたことがあります。

投稿: rei | 2008年6月26日 (木) 20時49分

>豪腕プチリンコさん、
みたいような、みたくないような・・・

>reiさん、
仕舞いで演じたというのは、能のようなものなのでしょうか?あまりくわしくないもので・・・
しかし六条御息所を演じたというのはすばらしいですねー。

投稿: かず | 2008年6月26日 (木) 21時12分

六条御息所は数多く出てくる女性の中でも、高貴でオトナの魅力がある方ですよね?でも本当は源氏の君におもいっきり甘えたかったのではないでしょうか?いろいろな葛藤があって怨霊になってしまったような気がします・・・

投稿: yamakei | 2008年6月27日 (金) 12時18分

yamakeiさん、ありがとうございます。

六条御息所といえば、聡明、和歌のセンスは抜群、美人、嫉妬深い、源氏より年上、だけど甘えたい。そんな感じなのですかね。

光源氏は年上は苦手だったのかな、葵の上も年上だし。
でもかわいそうなのは葵の上ですよね、この人も源氏にはあまりかわいがられてなかったようだし。

投稿: かず | 2008年6月27日 (金) 14時06分

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