« みをつくし | トップページ | 源氏物語(関屋) »

2008年7月25日 (金)

みをつくし2

百人一首には“みをつくし”を使った歌がもう一首あります。

こちらは女性の書いた歌ですので、どこかけなげな雰囲気です。

「難波江の芦のかりねのひとよゆゑ みをつくしてや恋ひわたるべき」皇嘉門院別当

歌会で作った歌で、お題は「旅先の宿で契った恋」だったそうです。どんな一夜だったのでしょう?

ここでも田辺聖子さんの名訳を引用させていただきます。

「難波の海辺のあの仮寝
波はひたひた
芦はさやさや・・・
あなたと過ごしたあのひと夜
芦の一節ほどの
みじかくもはかない契り
あのかりそめの恋ゆえに
あたしは 身を尽くして
あなたをあれからずうっと
恋しつづけなければ
ならないのかしら」

ちょっと補足しておきますと、“難波”と“みをつくし”は縁語なので一緒に出てきます。
芦(あし)は芦の節が短いことから、あっという間という意味もあります。

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ 人気ブログランキングへ

|

« みをつくし | トップページ | 源氏物語(関屋) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222059/41965473

この記事へのトラックバック一覧です: みをつくし2:

« みをつくし | トップページ | 源氏物語(関屋) »