« 朗読小屋「浅野川倶楽部」 | トップページ | 源氏物語(松風) »

2008年8月 5日 (火)

源氏物語(絵合)

このあたりから登場人物がちょっとややこしくなってきますので、一度おさらいしておきます。

光源氏、31才

藤壺、36才
今は出家して尼宮と呼ばれる。

紫の上、23才
最近は明石の君にも子供が出来て、悩みが多い。

朱雀院、34才
前の帝

冷泉帝、13才
今の帝、実は源氏の子。

前斎宮、22才
六条御息所の娘、後から秋好中宮とか梅壺女御と呼ばれることもあるのでややこしい。

弘徽殿女御(こきでんのにょご)、14才
頭中将(とうのちゅうじょう)の娘、あの源氏が大きらいな、おそろしい弘徽殿の大后とは別人です。頭中将はここでは權中納言(ごんちゅうなごん)と呼ばれています。ますますややこしい。

------------------------------------

それでは、絵合(えあわせ)の帖にはいります。
朱雀院は実は前斎宮のことを好きで自分のところに迎えたかったのですが、源氏と藤壺は六条御息所の遺言を利用して冷泉帝に入内させます。冷泉帝は実はこの二人の子供なので、これで源氏と藤壷は絶大な権力を持つことになります。藤壺が積極的に画策したようで、源氏は後ろめたい気持ちがあります。

朱雀院はショックですが、もうどうしようもありません。入内の贈り物の小櫛に歌が結びつけてありました。

「別れ路に添へし小櫛をかごとにて はるけき仲と神やいさめし」朱雀院
“別れのときに挿した櫛にかこつけて 神は二人の仲を裂いてしまうのでしょうか”

かわいそうな朱雀院です。藤壺は出家してから人が変わったようです。それともこれが本性だったのか。

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ

|

« 朗読小屋「浅野川倶楽部」 | トップページ | 源氏物語(松風) »

コメント

関係を、図に書いてみないと、分かりませんね。
人間もよう、いろいろ、今も昔も変わりませんね

投稿: rei | 2008年8月 5日 (火) 20時54分

恋に悩んだ昔が懐かしい・・・若いときには永遠に続くと感じていたのに・・・cherry

投稿: usapyon | 2008年8月 6日 (水) 01時25分

>reiさん
これから、ますますややこしくなりますよ。
本にはたいがい系図をつけてありますが、それを見てもややこしいです。源氏物語の登場人物はほとんど、どこかでつながっていますからね。

>usapyonさん
なにか出家したようなコメントですね。まだまだ早いのでは?
源氏物語の女性はすぐ出家しますが・・・^^;

投稿: kazu | 2008年8月 6日 (水) 09時14分

歳は若くとも皆オトナだったんですねー。今の子供たちに爪の垢でも煎じて飲ませたいところです。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年8月 6日 (水) 12時04分

>プチリンコさん
源氏はたしかにませていたようですが、13才の冷泉帝は、大人の画策に振り回されているようなふしがあります。この絵合の帖では、14才の弘徽殿の女御と22才の前斎宮のどっちがいいか絵で決めようなんてことを源氏は企んでるのですから。
ほんとはもっと無邪気に遊んでいたかったのかも。

投稿: kazu | 2008年8月 6日 (水) 12時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222059/42071428

この記事へのトラックバック一覧です: 源氏物語(絵合):

« 朗読小屋「浅野川倶楽部」 | トップページ | 源氏物語(松風) »