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2008年10月30日 (木)

ちはやぶる

紅葉の季節になりました。この頃になるとどうしてもこの話しが頭に浮かんできます。

『江戸時代の相撲取り、竜田川はある日吉原へ行き花魁(おいらん)の千早太夫に惚れてしまうがあっさり振られてしまう、しょうがないので妹の神代太夫に迫るがまた振られる。
5年後、相撲取りをやめ豆腐屋をしていた竜田川のところへ、物乞いの女がおからをわけてくれとやってくる。よく見るとその女は落ちぶれた花魁の千早太夫だ。
おからなんかやらないと言うと、豆腐屋の前の井戸に身を投げてしまった。』

「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは」 在原業平

最後の“とは”は千早太夫の本名だそうです。

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コメント

「ちはやふる」なんて久しぶりに聞く言葉です。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年10月30日 (木) 12時46分

これはご存知古典落語の一席ですが、ご隠居の苦し紛れの解釈が実に面白くて、何度聞いても笑えます。

しかし最近では、どこかの本に書いてありましたが、大学教授が冗談で学生にこの話しをしたところ、本気でこの解釈だとずっと思っていた学生がいて、先生は後から大変だったそうです。

この和歌は百人一首にも入っていてよく聞くのですが、実は結構難解な歌なので一応解説しておきます。

「ちはやぶる」は神代の枕詞、「竜田川」は大和にある川、「からくれない」は唐の染物、「みずくくる」は水を絞り染めで染める、という意味、ですから、
“竜田川の水が唐くれないのように赤く染まるとは神代の時代も聞いたことがない”
という意味です。

いい歌ですねー、でも千早太夫が頭から離れません^^;

投稿: kazu | 2008年10月30日 (木) 18時52分

kazuさん、こんにちは 総務工房です。

私も落語が好きで良く聴いています。「ちはやふる」を聴いて「それでは本当の意味はどうなんだろう?」といつも思っていました。

今回ようやく本当の意味が分かりました。紅葉の色が川面に映っていたのですね。なんとも風情のある光景です。

隠居の説明と全然違う。でも、そこが落語の面白い所ですね。

投稿: 総務工房 | 2008年10月31日 (金) 08時21分

総務工房さんコメントありがとうございます。

百人一首にはもう一つ「崇徳院」が古典落語に出てきますね。これもまたいいです。

投稿: kazu | 2008年10月31日 (金) 11時31分

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