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2008年11月22日 (土)

源氏物語(匂宮)

正式な帖名は匂兵部卿(におうひょうぶきょう)です。
光源氏亡き後、ここからは薫が主人公です。

薫は源氏と女三宮(おんなさんのみや)との間に生まれましたが、ご存知の通り実は柏木と女三宮の不義の子です。生まれながらにして芳香を放つというすばらしい体質の持ち主です。

そして匂宮(におうのみや)は明石の中宮と今上帝(きんじょうてい)の間に生まれた三の宮です。明石の中宮は明石の君の娘ですから、源氏の孫ということになります。

この二人はライバルとしてこの後の物語の中心となります。光源氏と頭中将のような関係ですね。
世間的には薫は源氏の子ということになっていますが、実は出生に秘密があるのでは?と薫自身も気付きはじめています。

「おぼつかな誰に問はましいかにして はじめも果ても知らぬわが身ぞ」
“生まれもこの後もなにもわからない私は いったい誰に問えばいいのだろう”

なにかかわいそうになりますね。

薫と匂宮の家系がややこしくなってきましたので、このあたりでまた系図を載せておきます。

Keizu

角川書店「源氏物語必携事典」より

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コメント

[はじめも果ても知らぬわが身ぞ]泣けてきますね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年11月22日 (土) 18時50分

後に真実を知ることになり、もっとショックを受けます。結局最後まで、あまりいいことはないし、なにかかわいそうな子です。

投稿: kazu | 2008年11月22日 (土) 19時37分

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