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2008年11月 5日 (水)

源氏物語(夕霧)

この帖は源氏の長男夕霧が主役です。

まじめなだけがとりえのような夕霧。恋もこれまでは雲居の雁と苦労の末結ばれ、幸せな結婚生活を送っていたはずなのに、このようなまじめな青年が一度乱れだすと誰に求められません。
なんと亡くなった柏木の未亡人、女二宮に恋してしまい拒む宮と無理やり一夜を明かしてしまいます。

その朝、

「荻原や軒端の露にそぼちつつ 八重立つ霧をわけてゆくべき」 夕霧
“軒端の外の萩の原の露に濡れながら 霧の中を淋しく帰ります”

「わけゆかむ草葉の露をかごとにて なほ濡れ衣をかけむとや思ふ」 女二宮
“あなたが踏み分けて行く草葉の露にかこつけて まだ私に濡れ衣を着せようとなさるのですか”

ひどい仕打ちを受け女二宮は完全に怒っています。この後も夕霧は宮に無理やり迫りますが心はうちとけず、正妻の雲居の雁も怒って実家へ帰ってしまいます。

やはり夕霧は源氏の子、血筋は争えません。

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コメント

血筋なんですねー。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年11月 5日 (水) 21時18分

この後、宇治十帖では源氏の孫の代の話になります。
この血筋がまた・・・

投稿: kazu | 2008年11月 5日 (水) 21時25分

kazuさん、源氏物語!大好きです。
以前に、源氏物語を読みながら「私だったらどの登場人物にあてはまるだろう?」と思いながら読んだのを思い出しました(^^ゞ

その当時、瀬戸内寂聴さんの講演に行きたくて何度か申込みを試しましたが、いつも取れなくて未だに叶えていません。
瀬戸内寂さんの源氏物語全集?だったかな?
購入しようと思って断念した事もありました。

最近は忘れていましたが、kazuさんのブログを拝見して
気持ちがよみがえってしまいました(-_-;)

これからは、KAZUさんのブログを読んで復活したいと思います。
(最近、〇眼が・・・!(^^)!なのでKAZUさんのブログでお勉強させていただきます)

それと、私をお気に入りに入れて下さってありがとうございます。
つまらない日々の出来事を綴るだけです。

ありがとうございました。(*^_^*)

投稿: himarinn | 2008年11月 7日 (金) 00時41分

himarinnさん、ありがとうございます。
ようこそおいで下さいました。

瀬戸内寂聴さんの訳は読みやすく、また原文にも近いのでお勧めです。私なんか専門知識ゼロで読んでいますので、楽しく読ませてもらっています。文庫でも出ていますよ。

himarinnさんの、ブログも読ませていただきました。ホールのお仕事楽しそうですね。仕事となると大変でしょうけど、またお邪魔させていただきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: kazu | 2008年11月 7日 (金) 09時50分

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