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2008年11月 1日 (土)

源氏物語(鈴虫)

出家した女三宮を源氏は訪ねます。といっても六条院の中なのですが。
物語の中では出家した後なので尼宮と呼ばれます。

尼宮は秋の虫の声を聞きながら、歌を読みます。源氏も歌を返し、琴を弾きます。
そこへ十五夜の月が上がるという、しっとりしたいい場面です。

「おほかたの秋をば憂しと知りにしを ふり捨てがたき鈴虫の声」 女三宮

“秋といえば悲しいものとはわかっているのですが、鈴虫の声を聞くと様々のことが思い出されます。”

「心もて草のやどりをいとへども なほ鈴虫の声ぞふりせぬ」 光源氏

“みずから出家したあなたですが、いまだに鈴虫の声のようにお美しい”

この鈴虫の帖にも、国宝源氏物語絵巻が残っています。女三宮との場面と、この後すぐに呼ばれて行った、冷泉院での場面です。
右側の絵は皆さん見たことがありますね、今はあまりみられなくなった二千円札です。
左が冷泉院、右が源氏です。

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「よみがえる源氏物語絵巻 NHK名古屋放送局発行」より

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コメント

本当に大和民族は優雅だったのですねー。サーっと一句つくり。すぐにお返しがスーッとくる。優雅以外の何物でもありませんね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年11月 1日 (土) 15時52分

こんな優雅な世界を体験することは出来ませんが、古典に触れることによって、少しでも平安貴族の優雅に触れてみたいと思います。

投稿: kazu | 2008年11月 3日 (月) 21時27分

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