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2008年11月23日 (日)

源氏物語(紅梅)

「心ありて風の匂はす園の梅に まづ鶯の訪はずやあるべき」 按察大納言
“こころがあって風が匂いを送る園に 鶯が来ないはずがありません”

按察大納言(あぜちだいなごん)とは今はなき頭中将の次男で、兄の柏木が若くして亡くなったので家をついでいます。
その2番目の中の姫君を光源氏の血を受け継ぐ匂宮に嫁がせたいと、娘に代わってせっせと歌を送っています。本人はそんな気はさらさらないようですが・・・。

このあたりの帖は「匂宮」「紅梅」「竹河」の3つで「匂宮三帖」と呼ばれることもあり、宇治十帖へのプロローグのような部分です。作者は紫式部ではないという説もありますが、光源氏が死んでから宇治十帖までの大切なつなぎの部分です。

しかしよく読んでみるとかなり関係が複雑です。

匂宮が本当にすきなのは、大納言がすすめるこの中の姫君ではなくて、北の方の連れ子である姫君です。(北の方とは正妻のことです。)
今の北の方はもとは蛍兵部卿の北の方であり、故髭黒の大臣が玉蔓と結婚したときに出て行った前の北の方(真木柱)の姫君です。

今の説明がすんなりわかった方はかなりの源氏通です。私もいつもは読み飛ばしていましたが、今回調べなおしてやっとわかりました。たぶん^^;

とにかく今回言いたいのは光源氏の血を引く匂宮が、やはりかなりの女たらしだということです。それに比べて薫は堅物で自分の出生に悩み出家まで考えています。

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コメント

いつの世も好きな人と一緒になれる保障はないようですね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年11月24日 (月) 10時44分

この後、次々と悲劇が起こります。

投稿: kazu | 2008年11月25日 (火) 12時24分

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