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2008年12月 2日 (火)

源氏物語(椎本)

薫から宇治の姫君の話を聞いた匂宮は、なんとか会ってみたいと思い長谷寺詣での帰りにわざと宇治に一泊します。下心ありありです。

匂宮はさっそく桜の枝を折り歌を添えて送ります。

「山桜匂ふあたりに尋ねきて おなじかざしを折りてけるかな」 匂宮
“山桜の匂う宇治まではるばる訪ねてきて あなたが挿しているのと同じ花を折ってきました”

歌を送られた姉妹は困ってしまいます。姉の大君(おおいきみ)はかかわりたくないので妹の中の君の返事をさせます。

「かざし折る花のたよりに山がつの 垣根を過ぎぬ春のたびびと」 中の君
“私ども住まいを訪ねてくださったのは 花を折るついでだったのでしょう”

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コメント

[垣根を過ぎぬ春のたびびと]いいですねー。風情がある。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2008年12月 2日 (火) 21時00分

「春のたびびと」なんて、いいフレーズですね。
でも、これまでの作風とちょっと違ってきているような気がするのですが、気のせいでしょうか?

宇治十帖は紫式部の作ではないという説もありますが、私はその可能性はあると思います。
原文を全部読んだわけではないのですが、和歌だけを読んでも、そう思えるときがあります。

投稿: kazu | 2008年12月 3日 (水) 08時23分

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