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2009年1月31日 (土)

伊勢物語

二条の后の「こおれる涙」の歌のところで、在原業平とのスキャンダルの話をちょっとだしましたが、伊勢物語にその部分がありますので紹介します。

『男が何年も思っていた女をさらって逃げ出し、芥川というとこまできて夜が更けたので女をそこにあった蔵に押し込み、自分は外でみはっていた。
ところが、実はそこは鬼の住みかで男が気付かないうちに女は一口で食われてしまった。』
という話です。

この男が在原業平、女が藤原高子(二条の后)で、駆け落ちをしたが結局見つかり連れ戻されたというのが真相のようです。

女が男に草の上の露を「あれは何?」ときく場面があり、女が食われた後男は、
“その時あれは露だと言って自分は消えてしまえばこんなに悲しまずに済んだのに”
と思って読んだ歌が、

「白玉かなにぞと人の問いし時 露と答えて消えなましものを」 伊勢物語より

在原業平、なかなかの美男子でプレイボーイだったようなのですが、このスキャンダルで出世が遅れたということです。高子の方は後に皇太后とまでなります。
今では考えられませんね。

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