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2009年1月26日 (月)

佐野のわたり

今日も雪が降り続いています。北陸ではこれが普通なんですけどね。

昨日紹介した定家の『駒とめて』と源氏物語の和歌ですが、雪の中を駒をすすめる雰囲気から匂宮が浮舟を訪ねるシーンを紹介したのですが、実際には薫が浮舟を訪ねるシーンが関連していますので、誤解の内容にこの部分も紹介しておきます。

東屋の帖で薫が三条の家に浮舟を訪ね、雨の中を外で待たされている時に口ずさむ歌です。

「わりもなく降りくる雨か三輪が崎 佐野のわたりに家もあらなくに」 長忌寸奥麿(ながのいみきおきまろ)

定家は万葉集のこの歌を本歌取りしています。紫式部はこの歌の「佐野のわたりに」という部分を薫に歌わせています。ですから定家は源氏物語を意識してこの歌を詠んだ。
ちょっとややこしくなりましたが、本当のところはどうなのかは定家さんに聞いてみないとわかりません。

しかし寒いです。この雪はいつやむのか・・・

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コメント

そちらの雪も大変ですね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2009年1月26日 (月) 21時20分

プチリンコさん、
そちらのような氷点下の世界ではありませんので、贅沢は言えません。

投稿: kazu | 2009年1月27日 (火) 09時51分

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