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2009年1月 8日 (木)

富士山(長歌)

コメントで長歌の話題が出ましたので紹介しておきたいと思います。

万葉集には短歌と共にすばらしい長歌も多くあり、万葉集の魅力となっています。
前述の山部赤人の「田子の浦ゆ・・・」の歌も長歌とペアになっています。

「天地(あめつち)の 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴(たふと)き
 駿河なる 布士(ふじ)の高嶺(たかね)を 天の原 振り放(さ)け見れば
 渡る日の 影も隠ろひ 照る月の 光も見えず
 白雲も い行(ゆ)きはばかり 時じくぞ 雪は降りける
 語り継ぎ 言ひ継ぎゆかむ 不尽(ふじ)の高嶺(たかね)は」

“天地の分かれた神の時代から貴い山だ、
 太陽や月、雲などもさえぎる高さで、
 季節を問わず雪が降り積もっている、
 後世に語り継ごう。”

「時じくぞ」とは季節を問わずという意味です。

意味はわからなくても声に出して読んでいるだけですばらしい歌です。
この歌の反歌として「田子の浦ゆ・・・」の歌が載っています。

Fuji

写真撮影はミノカサゴさん。http://blog.livedoor.jp/mo0311/

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コメント

声を出して読むだけで素晴らしい。その通りですね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2009年1月 8日 (木) 11時47分

万葉集の真骨頂とでもいいましょうか。

投稿: kazu | 2009年1月 8日 (木) 16時20分

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