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2009年2月 8日 (日)

身もこがれつつ

そして藤原定家は百人一首に自分の歌の中から恋の歌を入れています。

「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ」 藤原定家

松帆の浦へ行ったことはありませんが、明石海峡を望む岬のあたりのことのようです。一度行ってみたいものです。
“来ることのないあの人を松帆の浦の夕凪の中で待っている私の心は藻塩を焼く火のように恋い焦がれています”

この歌が式子内親王の「忍ぶる恋」の歌を意識したものかはわかりませんが、並べてみるとこれほどピッタリ来る歌はないように思います。
定家の歌には「駒とめて・・・」や「春の夜の夢の浮橋・・・」など素晴らしい歌がたくさんありますが、あえてこの歌を百人一首に入れたというのは・・・

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コメント

なんとも情熱的な方々ばかりで。日本人はこれほど情熱的だったんですねー。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2009年2月 8日 (日) 13時32分

やはり定家さんは良いですね♪
二尊院の時雨亭跡や、常寂光寺の時雨亭跡を何度も訪ねたことがあります。
そして昔むかし、学生時代に同じ下宿にいた文学部の友人と、
只一度だけ、冷泉家を訪ねたこともあります!(^^)!

私は「三夕」の一首に数えられる「浦の苫屋」を特に好みますが、
この歌が好きで自分の娘に「式子(“しきこ”と読ませる)」と名付けた友人がいます。
無理を承知で…是非にお目通りしたい“式子内親王”に…、I’ll boost your rank up through my click.

投稿: Grayman Returns | 2009年2月 8日 (日) 14時47分

プチリンコさん、ありがとうございます。
恋の道は昔も盛んだったようで百人一首の中でも恋の歌は3分の1くらいがそうかもしれません。
定家さんの趣味だったのかもしれませんが。

投稿: kazu | 2009年2月 8日 (日) 17時08分

Graymanさん、ようこそおいでくださいました。
式子と名前をつけた人がいるとは驚きました。

Graymanさんのブログも拝見させていただきました。すばらしいエッセイになっていますね。またお邪魔するとおもいます。

投稿: kazu | 2009年2月 8日 (日) 17時17分

kazuさん、こんにちは。松帆の浦って、淡路島側の明石海峡ふきんなんですか。つまり岩屋のあたりですね。

私は勝手に本土側だと思っていました。明石大橋が架かっている垂水あたりかな? って。 でも考えればあそこは潮が速いから、船が待つには適していませんね。

藻塩って興趣をそそられますね。製塩法としては、塩田式よりずっと古式です。 須磨あたりでも大昔は藻塩をやっていたようです。

さすが定家さん、ステキな歌です。

投稿: ☆サファイア | 2009年2月10日 (火) 15時45分

☆サファイヤさん、コメントありがとうございます。

私もどのあたりかよくわからないのですが、淡路島の北端のあたりだということです。海峡の荒れた時にこのあたりで待っていたので“待つ帆”という名がついたらしいです。

私も一度このあたりでうず潮見物をした記憶がありますが、夕なぎとは程遠い雰囲気だったような・・・

投稿: kazu | 2009年2月10日 (火) 16時00分

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