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2009年2月 1日 (日)

伊勢物語:朗読

前の記事で紹介した、伊勢物語の朗読です。在原業平と藤原高子(二条の后)の話を題材としています。
原文で読んでいますが雰囲気は伝わるかと思います。

伊勢物語六段

『昔、男ありけり。女のえ得(う)まじかりけるを、年を経てよばひわたりけるを、からうじて盗み出でて、いと暗きに来けり。芥川(あくたがは)といふ河を率(ゐ)ていきければ、草の上に置きたりける露を、「かれは何ぞ」となむ男に問ひける。
 
 ゆくさき多く、夜もふけにければ、鬼ある所とも知らで、神さへいといみじう鳴り、雨もいたう降りければ、あばらなる蔵に、女をば奥におし入れて、男、弓・胡(やな)ぐひを負ひて戸口に居り。はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、鬼はや一口に食ひてけり。「あなや」といひけれど、神鳴るさわぎに、え聞かざりけり。やうやう夜も明けゆくに、見ればゐて来(こ)し女もなし。足ずりをして泣けどもかひなし。
 
 白玉かなにぞと人の問ひし時露と答へて消えなましものを 

“神さへいといみじう鳴り”の神はカミナリです。
結局駆け落ちしたけれど連れもどされたという話が物語となっています。鬼となって登場するのは高子姫のお兄さんだそうです。

業平は高子の屋敷で竜田川の屏風を見て、あの「ちはやぶる・・・」の歌を詠んでいます。

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コメント

なんだかんだ言っても男女に関する歌は、今も昔も変わりませんね。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2009年2月 1日 (日) 15時46分

千年前もこういう話題は大人気だったようです。

投稿: kazu | 2009年2月 1日 (日) 19時29分

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