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2009年4月15日 (水)

花の色は

ひさびさに雨が降っています。桜の花もこの雨でかなり散ってしまいました。
こういう情景にはぴったりのこの歌です。

「花の色は移りにけりないたづらに 我が身世にふるながめせしまに」 小野小町

“いたずらに”は空しく
“ふる”は雨が降ると年月を経るの掛けことば
“ながめ”は長雨と眺めの掛けことば
ちょっと技巧的な歌ですが、しんみりといい歌です。

“花の色もわたくしもこの長雨でむなしくあせてしまいました”という意味ですね。
さすがの小野小町も年には勝てません。

桜の花を散らす雨もまたいいものです。
そういえば在原業平さんはこの小野小町とつきあっていたという噂が・・・

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コメント

花の色・・・それはまさしく小町の花の容貌。

移ろいやすいものとして「若さ」も表現されていますよね。

後世の説話には、そんな移ろいやすい若さや容貌を、まあ言ってみれば建設的なことに活用しないまま老齢を迎え、すっかり落魄した様がえがかれてます。

まあ、娘18、番茶もでばなといったところでしょうか。

投稿: gatayan | 2009年4月15日 (水) 22時22分

gatayanさん、コメントありがとうございます。

小野小町には会ってみたい気もしますが、年老いた小町はちょっとこわいですね。

投稿: kazu | 2009年4月16日 (木) 09時52分

kazuさん、こんにちは。

男の方は年と共に深みがまして、年を重ねてもそれなりの良さがあると思いますが、女性は素敵な年の重ねかたをするにはそれなりの努力が必要だと、私自身実感しております。

子ども頃からこの歌は好きでした。
これからは感慨深くなりそうです。

投稿: こころ | 2009年4月16日 (木) 13時20分

こころさん、コメントありがとうございます。

男も女も同じだと思いますが、女の人は大変なのかなぁ。素敵に年を取りたいものです。

投稿: kazu | 2009年4月16日 (木) 17時17分

秋田県出身の小野小町、秋田には色白美人がいっぱいですよ。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2009年4月22日 (水) 21時02分

小野小町は秋田出身なんですか。
色が白いというのはいいですね。

投稿: kazu | 2009年4月23日 (木) 15時03分

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