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2009年4月18日 (土)

伊勢物語「第九十段」桜花

桜の花もそろそろ終わりでしょうか。

百人一首からいくつか紹介してきましたが、ひさびさに伊勢物語の中から桜を歌った一首です。

「桜花けふこそかくもにほうとも あなたのみがた明日の夜のこと」

”桜の花が今日はこんなに美しく咲いているけれど、明日の夜にはどうなることやら”
「あなたのみがた」は、「ああ、たのみがたい」という意味です。

この話は、
男が恋していた女はいつも冷たくて全く相手にしてくれなかったが、あまりの熱心さに、
『明日の夜はすだれ越しにでも逢ってあげてもいいわよ』
といってくれたので、男はたいそう喜んだ。
しかし本当に明日の夜は逢ってくれるのか心配になって、桜の枝に歌を書いて結びつけ送ったという、せつない男の話です。

女は男があまりにもしつこいので『あはれとや思ひけむ』と、逢うことにしたのですが、この心配性の男もこんな歌を送ってはまた嫌われるような気もしますが・・・

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コメント

よくある話ですねー。
ご無沙汰していました。また宜しくお願い致します。

投稿: 豪腕プチリンコ | 2009年4月19日 (日) 19時20分

プチリンコさん、おひさしぶりです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。

投稿: kazu | 2009年4月20日 (月) 09時12分

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