かきつばた:伊勢物語「第九段」
今日はさわやかに晴れたいい天気でした。
市内のほうに行く用事があったので兼六園へ行ってみました。
かきつばたが見頃でした。
かきつばたの和歌ということで伊勢物語です。
身分違いの女性に恋してしまった男は恋に破れ東国のほうへ旅に出ます。
前にも紹介しましたが、男は在原業平、女は藤原高子、第六段ではさらって逃げようとしますが鬼に食われてしまうという、すごい話になります。実は身内に連れ戻されたという話のようですが。
さて、東国へ友達と共に旅に出た男ですが、三河の国、八橋というところでかきつばたが咲いていたので、かきつばたという五文字を句の上に置いて歌を読めといわれて、読んだ歌。
「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ」
“から衣の着物が身になじんだような妻が はるばる来た今はしみじみと思われます”
この歌を詠んだところ同行の人たちは皆涙を流したということです。
即興でこんな歌をよむのですから、すばらしい!
写真は兼六園のかきつばた。
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コメント
「かきつばた」と5文字を読み込んだ上で、不自然さがなく1首の体裁を整えたテクニックだけではなく、歌自体の内容も素晴らしいですね。
その他にも、枕詞、序詞とあらゆる技巧を使いこなしているあたり、作者の並々ならぬ技量が窺える歌ですね。
投稿: gatayan | 2009年5月12日 (火) 08時22分
gatayanさん、ありがとうございます。
さすが業平さん、ただのプレイボーイとは違います。
投稿: kazu | 2009年5月12日 (火) 12時48分