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2009年6月

2009年6月16日 (火)

ホトトギス

和歌にはホトトギスがよく出てきます。

百人一首にも

「ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる」 後徳大寺左大臣

後徳大寺左大臣とは藤原実定(さねさだ)のことで、平清盛の全盛期から平家の衰退までを眼前でみとどけてきたはずです。

ほととぎすの鳴く方を見てみると、ただ有明の月だけが残っている。有明の月とは夜が明けても残っているうすぼんやりした月です。
というなんてこともない情景なのですが、この月に落ちぶれた平家のことも重ねているとしたら、なにか感慨深いですね。

ところでホトトギスの鳴き声ってどんなだっけと思って調べてみると、今はインターネットで簡単に聞けます。
http://www9.big.or.jp/~mishii/bird/hototogisu.html

そういえばこんな鳥の声よくききますね。「トッキョキョカキョク」とも聞こえます。
この声を聞くために朝まで待ったのかー、おすすめの和歌にも載せてありますが、紫式部も片岡の森で朝まで待っていたんですね。

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2009年6月12日 (金)

梅雨

北陸も梅雨に入りました。ジメジメとうっとおしい季節ですが、しっとりとしてアジサイやハナショウブなどの咲くきれいな季節です。わたしはこの時期が結構好きです。

「うちしめり菖蒲(あやめ)ぞかをるほととぎす 鳴くや五月の雨の夕暮れ」 藤原良経、新古今集

アヤメとホトトギスと雨はよく合うようですね。

アヤメとカキツバタ?、アヤメとショウブは同じ?花にはあまり詳しくないのです・・・。

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2009年6月 1日 (月)

書展

書はよくわからないので敬遠していたのですが、知人の個展でしたのでいってみました。
実物を前にして本人から説明してもらうと、なかなかすばらしいものでした。

書もじっくりみてみるといいものです。

四季それぞれの書があります。写真は春の書、「鳥歌花舞」だそうです。
前の坪庭とマッチしていい雰囲気です。

この書に合わせて万葉集から大伴家持の歌を載せておきます。

「春の苑(その)紅(くれない)にほふ桃の花 下てる道に出で立つをとめ」

ギャラリーは金沢市東山のお茶屋さん。
いい雰囲気の中でおいしいお抹茶もいただきました。

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小坂素石展 -四季を描く-
於:金沢東山 茶房「一笑」

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