« 天の海 | トップページ | 万葉集に鰻 »

2009年7月18日 (土)

伊勢物語「第九十五段」:彦星

伊勢物語はどこから読んでも楽しめます。物語もこの男の一生をほぼ追っているようですが、あまり気にしなくてもいいようなところもあります。

前回紹介した第10段は、恋に破れた男が旅に出て、性懲りもなく他の女に手を出すという話ですが、す~っと後に飛んで第95段では、またもあの藤原の高子姫が登場します。男が背負って逃げて、途中で鬼に食われてしまったというあのお姫様です。

男は二条の后(藤原高子)にしつこくいいよります。あまりの熱心さに几帳越しに会うことにします。
男はこのチャンスを逃すまいと歌を詠みます。

「彦星に恋はまさりぬ天の河 へだつる関を今はやめてよ」

“織姫を思う彦星よりも私の恋はまさっているのですよ 天の川のようなそのすだれはどけてください”

「やめてよ」はオカマ風に「やめてヨー」と言っているのではなくて、古文の命令形です。

この歌にコロッとまいってしまった高子姫は、
「この歌にめでてあひにけり」
で、この段は終わっているので、あとは想像におまかせします。

|

« 天の海 | トップページ | 万葉集に鰻 »

コメント

はじめまして。

隅田川から検索してきました。

業平の子孫だと先祖が勝手にいいまくっている家系の惣領でおじゃります。

>「やめてよ」はオカマ風に「やめてヨー」と言っているのではなくて、

フフ。こういうこと書かれるとコメントせずにはいられません。。

とても涼やかなサイトですネ。これからも楽しく読ませていただきます。

おやすみなさい(夏は早寝なので失礼します、でも、じじじゃないのですヨ)。

投稿: こたろん | 2009年7月18日 (土) 21時38分

こたろんさん、コメントありがとうございます。

業平さんの血筋とは・・・これは大変失礼をm(__)m

楽しく古典を読みたいと思っております。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: kazu | 2009年7月18日 (土) 22時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222059/45664540

この記事へのトラックバック一覧です: 伊勢物語「第九十五段」:彦星:

« 天の海 | トップページ | 万葉集に鰻 »