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2009年7月 3日 (金)

なかなか梅雨が明けません。大雨も困りますが雨もまた風流なものです。
雨とホトトギスが出てくる歌には名歌が多いようです。

「昔おもふ草の庵の夜の雨に 涙な添へそ山ほととぎす」 藤原俊成

これは白楽天の詩

  蘭省ノ花ノ時ノ錦帳ノ下
  廬山ノ雨ノ夜ノ草庵ノ中

を元にしています。

“華やかな昔を思うと 今の草庵の暮らしが侘しくなる
 この寂しい夜に ほととぎすよ泣いてくれるな”

といった意味です。
白楽天が都の友と草庵の自分を比べた詩を元に俊成は雨とほととぎすを入れて素晴らしい歌を詠んでいます。
さすがは俊成。定家のお父さんです。

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