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2009年7月28日 (火)

末の松山:浮舟

絶対に波が越えることはないという末の松山。
源氏物語にはその山を越えてしまったという歌があります。

浮舟の帖で、薫が浮舟に送った歌です。
薫は浮舟が自分を裏切って匂宮と密通していたことを知ってしまいます。

「波こゆるころとも知らず末の松 まつらむとのみ思ひけるかな」
“まさかあなたが心変わりしたとは思ってもみませんでした。私のことだけを待っているのかと思っていました”

歌にするとやんわりと非難しているようですが、この後に一言「笑い物にするな」と書いてあります。
これで浮舟は死を覚悟します。

かわいそうな浮舟ですが、薫もかわいそう。でもちょっと言い過ぎか・・・

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コメント


源氏の「浮舟」は、ずいぶん昔読んだきりで、ほぼ忘れてしまっているのですが、この歌だったんですね。浮舟が大ショックを受けたのは!!
浮舟さんが死を決意するところなんですが、ガサツな私にはイマイチよくわからない心理です。 当時と今では、価値観もものの考え方も違いますが、人それぞれの個性もあるんでしょうね? また死を決意させる、という著者の意図はなんだったのかな? と思ったりします。 匂宮(かなりのファン!笑)の記事も期待しております。

投稿: ☆サファイア | 2009年7月29日 (水) 23時13分

☆サファイヤさんは匂宮のファンですか。
きまじめな性格の薫よりも、プレーボーイの匂宮のほうが女性には人気があるのかもせれません。
なにしろ匂宮は光源氏の血を引いていますからね。

投稿: kazu | 2009年7月30日 (木) 13時48分

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