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2009年8月16日 (日)

秋の田の:天智天皇

百人一首には天皇の歌がかなりありますが、三条院のようにその時代の複雑な権力争いや政治的な抗争に巻き込まれている場合が多いですね。

皆さんご存知の第1番、天智天皇の歌です。

「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ 我が衣手は露にぬれつつ」
“秋の田にある小屋は 粗末な草で作ってあるので私の袖もぬれてしまいます”

農民の作業をねぎらった歌で、庶民的なすばらしいお方です。
しかしその背景にはかなり血なまぐさい権力争いがあります。

この時代、有名な「大化の改新」が起こっています。

646年、当時権力を握っていた曽我氏に反発した、中臣鎌足(なかおみのかまたらり)と中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)がクーデターを起こし、蘇我入鹿(そがのいるか)を暗殺し、新政権を打ちたて、詔をだしたのが「大化の改新」です。
そしてその暗殺の実行犯、中大兄皇子が後の天智天皇です。

農民の気持ちを察したやさしい歌を詠んだ天智天皇も、歴史に残る重大な事件の当事者だったんですね。

こうしてみると百人一首もおもしろいとおもいませんか?
しばらくこの歴史の世界を話題にしてみたいと思います。

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