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2009年9月24日 (木)

蝉丸:謎の琵琶法師

百人一首から蝉丸の歌です。
この人も謎めいていて、実在していたのかどうかもわからないようです。
「蝉丸」という謡曲では醍醐天皇の第四皇子でありながら盲目であったために捨てられるという、悲劇の人物になっています。

「これやこの行くも帰るもわかれては しるもしらぬも逢坂の関」

この歌は、逢坂の関の庵に住んでいた蝉丸が、行き交う人々を見て、
知っている人も知らない人も、出会っては分かれる、世の無常を詠んだものです。
リズミカルで愛嬌のある歌ですが、この蝉丸の生い立ちが謡曲のとおりだとすると悲しい歌に思えます。

盲目の琵琶法師が行き交う人をどうやって見たのかという疑問もあるようですが、

高貴な身分でありながら世捨て人のように山にこもり、琵琶の名手であったという、この蝉丸。
先に紹介した喜撰法師とともに実にミステリアスです。

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コメント

このお話は・・盲学校で聞いてあらためて思いました。
皇室で身分があっても障害があると・・
悲しい運命な時代があった・・って・・。

でも、そんな中、出来ることをして、立派に生きるって、あるいみ尊敬します。

わかるるも いつの日にか 逢坂の
花の香 虫の音 つむぐ歌弦(うたいと)

返歌してみました♪

投稿: 右京 | 2009年9月25日 (金) 21時43分

右京さん、コメントありがとうございます。
返歌いいですね。
花の香、虫の音、琵琶の音、蝉丸にとって逢坂の関はどんな場所だったのでしょうね。

投稿: kazu | 2009年9月25日 (金) 21時53分

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