« 参議篁:流罪になった歌人たち | トップページ | 陽成院:恋ぞつもりて淵となりぬる »

2009年9月29日 (火)

僧正遍昭:乙女の姿しばしとどめむ

しばらくは百人一首からまだ紹介していない歌を取り上げます。

「天つ風雲のかよい路吹きとぢよ をとめの姿しばしとどめむ」 僧正遍昭(そうじょうへんじょう)
"空を吹く風よ、雲の通い路をふき飛ばせ そして空にかえる乙女達をもう少しとどめておいてくれ”

五節(ごせち)の舞いを舞う少女たちがあまりにもかわいいので、もう少し見ていたいという、百人一首の中でもトップを争うかというロマンチックな歌です。

でもこの僧正遍昭という人は名前からしてどう見ても僧侶ですよね。
仏に仕える身がこんなでいいの?
と思ってしまいますが、よく調べてみるとこの歌を詠んだ時は僧侶になる前だったそうです。

それでもこの人、小野小町のボーイフレンドだったとか、愛人が二人いたとか、34才で出家したそうですが、自由奔放なお坊さんだったようです。

|

« 参議篁:流罪になった歌人たち | トップページ | 陽成院:恋ぞつもりて淵となりぬる »

コメント

まあ、この時代のお坊さん・・・しかも貴族から転身したお坊さんなんてのはそんなものだったんでしょうね。

万葉の時代の沙彌満誓も筑紫の女性を綿に譬え

しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて いまだは着ねど 暖けく見ゆ

何て歌を残してますしね。

投稿: 三友亭主人gatayan | 2009年9月30日 (水) 10時18分

これまたロマンチックなお坊さんですねー。
女性を綿にたとえてとは。

投稿: kazu | 2009年10月 1日 (木) 13時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222059/46347739

この記事へのトラックバック一覧です: 僧正遍昭:乙女の姿しばしとどめむ:

« 参議篁:流罪になった歌人たち | トップページ | 陽成院:恋ぞつもりて淵となりぬる »