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2009年10月 9日 (金)

藤原敏行:夢の通い路

「住の江の岸による浪よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ」 藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)
“住の江の岸による浪のようにあなたはどうして人目を避けて夢の中にもあらわれてくれないのですか”

「夢の通い路」という表現はロマンチックでいいですね。

この作者の「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」は以前に紹介しましたが、これもなかなかロマンチックな歌で大好きな歌です。

この藤原敏行と言う人は書の大家で写経などもよくたのまれて書いたのですが、写経をしながら女の人のことを考えていたとかで地獄に落とされたという話が残っています。

どうもこの人もプレーボーイだったようで、奥さんは例の業平さんの奥さんの妹です。

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コメント

kazuさん、こんばんは。

<~夢の通ひ路人目よくらむ>は

あなたはどうして人目を避けて夢の中にもあらわれてくれないのですか” 

という意味だったんですね!! 目からウロコ。
私、阿呆だから、変な風な自己解釈をしていました。
人目を忍んで会いに行くのかしら?なんて(恥)

勉強になりました。ありがとうございます。

投稿: ☆サファイア | 2009年10月 9日 (金) 23時45分

☆サファイヤさん、ありがとうございます。
この時代自分のことを思ってくれる人は夢の中にまで通ってきてくれるということになっていたようで、
もしかして彼女はもう僕のことを・・・

投稿: kazu | 2009年10月10日 (土) 09時32分

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