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2009年10月25日 (日)

文屋康秀:秋の草木のしをるれば

百人一首にもどります。
秋も深まってきて寒い風が吹くころになりました。
こんな季節にピッタリなのが、

「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ」 文屋康秀
“山から荒々しい風が吹くと秋の草木もしおれてしまうことだ。だから嵐と言うのか。”

山風だから嵐だという軽いジョークですが、リズムもよくいい歌ですね。

文屋康秀(ふんやのやすひで)という面白い名前の人ですが、この人もプレイボーイだったらしく、三河の国へ赴任するときに小野小町を誘っています。

このときはどうもふられたようですが、
なんといっても小野小町は在原業平、僧正遍昭、とボーイフレンドにはことかきませんから・・・

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コメント

この歌の眼目は山と風で嵐という漢字を連想させることですが・・・実は・・・
秋にくさかんむりで「萩」、秋に木ヘンで「楸(ヒサキ)」
になります。

萩はともかく楸はおまりお目にかからない時ですが「ひさき」自体は万葉集にも詠み込まれている植物です

ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生(ひさきお)ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く  山部赤人

投稿: 三友亭主人gatayan | 2009年10月25日 (日) 23時05分

なるほど、それは知りませんでした。
上の句のほうにもしかけがあったんですね。^^;

投稿: kazu | 2009年10月26日 (月) 13時40分

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