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2009年10月10日 (土)

素性法師:今来むと

百人一首にはユニークなお坊さんが結構登場します。
この素性法師も変わっています。

「今来むといひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな」 素性法師(そせいほうし)
“すぐに行くとあなたがいったのに、ずっと待っているうちにとうとう9月の有明の月が出てしまったわ”

と、オカマ言葉になっていまいましたが、作者が女性の立場になって詠んだ歌です。
この人は自分で望んで出家したわけではないらしく、父親に無理やり出家させられたそうです。

それでこの父親と言うのは先に紹介した「をとめの姿しばしとどめむ」の僧正遍昭さんです。

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コメント

すきな歌の一つです。
下二句が八音の字余りでそろえているのが何とも絶妙ですよね。

投稿: 三友亭主人gatayan | 2009年10月11日 (日) 11時07分

gatayanさん、ありがとうございます。
そですね字余りが不自然ではなく、かえって趣がでるのですからすばらしいですね。

投稿: kazu | 2009年10月11日 (日) 17時56分

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