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2010年2月

2010年2月27日 (土)

雪解け

暖かくなってきました。
2月の終わりでこのあたたかさはちょっと異常のような気がしますが・・・まわりの雪もすっかり解けました。
山のほうの雪解けも今年は早そうです。

「山ふかみ春とも知らぬ松の戸に たえだえかかる雪の玉水」 式子内親王、新古今集
“山の奥に住んでいるので春はまだまだきませんが 粗末な松の戸にとぎれとぎれに雪のしずくがかかるので春が来たのを感じられます”

雪の玉水という表現、すばらしいですね。

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2010年2月18日 (木)

雪の花

少し春らしくなったかと思えば、また雪が降っています。
今年の冬は長いような気がします。

でも街の木々にうっすらと積もった雪はなかなか風情があります。

「霞立ち木(こ)の芽も春の雪降れば花なき里も 花ぞ散りける」 紀貫之(古今集)
“霞が立ち木の芽も膨らんできた里に雪が降ってきた。まだ花も咲かない里に花が散っているようだ。”

まさに、今の金沢はこんな感じです。

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2010年2月10日 (水)

立春

立春も過ぎましたがまだまだ寒いですねーいつになったら春がくるのでしょう。
でも風の中にかすかに春の香りも感じられます。

「袖ひぢてむすびし水のこほれるを 春立つけふの風やとくらむ」 紀貫之
“袖を濡らして遊んだあの夏の日の水は冬の間凍ってしまっていた、でもこの立春の風がその氷と夏の日の思い出もとかしてくれるだろう”

「ひぢて」は濡らして、「むすびし」はすくって、という意味ですから、夏の日の水辺で水をすくって遊んでいたのでしょう。誰と遊んでいたのかは知りませんが。

立春の風が溶かす氷に夏の日の思い出もよみがえります。
かすかな春の風に冬を越えて夏の日もよみがえるという、四季を越えた素晴らしい歌です。

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