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2010年2月10日 (水)

立春

立春も過ぎましたがまだまだ寒いですねーいつになったら春がくるのでしょう。
でも風の中にかすかに春の香りも感じられます。

「袖ひぢてむすびし水のこほれるを 春立つけふの風やとくらむ」 紀貫之
“袖を濡らして遊んだあの夏の日の水は冬の間凍ってしまっていた、でもこの立春の風がその氷と夏の日の思い出もとかしてくれるだろう”

「ひぢて」は濡らして、「むすびし」はすくって、という意味ですから、夏の日の水辺で水をすくって遊んでいたのでしょう。誰と遊んでいたのかは知りませんが。

立春の風が溶かす氷に夏の日の思い出もよみがえります。
かすかな春の風に冬を越えて夏の日もよみがえるという、四季を越えた素晴らしい歌です。

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コメント

こんばんは。
この歌、とてもいいですね!
特に<春立つけふの風やとくらむ>のところが!
やっぱり紀貫之さんは偉大です!
ところで、立春といってもこちらも凍れる寒さです。
だいたい立春とかは旧暦から来ていますでしょ?
だから実際の寒暖と合わないですね。立春にふさわしい月日にしてほしい、なんて思っています。
ありがとうございます。

投稿: ☆サファイア」 | 2010年2月11日 (木) 21時33分

サファイアさん、コメントありがとうございます。
昨日からまた雪が降り始めました。まわりは真っ白。
また冬に逆戻りです。

投稿: kazu | 2010年2月12日 (金) 09時58分

かすかな春の風に冬を越えて夏の日もよみがえるという、四季を越えた素晴らしい歌です。・・・
・・・まさしくその通りですね。春の歌の中に、夏の思い出を詠み込むことによって、その間の秋と冬をも読み手にイメージさせ・・・結局は四季を詠み込んでしまう・・・心憎いまでの技ですよね。

投稿: 三友亭主人gatayan | 2010年2月13日 (土) 09時29分

gatayanさん、ありがとうございます。
かすかな春の風は、まだふいてこないようですが、昨日からの雪はさすがにすぐにとけそうです。

投稿: kazu | 2010年2月13日 (土) 18時34分

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