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2010年3月28日 (日)

伊勢物語 第四十段 「若き男の恋」

ひさしぶりに伊勢物語を読んでみました。
おもしろそうな段を気の向くままに読んでおります。

今回は四十段から。若い男の恋のお話です。


「昔、若き男けしうはあらぬ女を思ひけり。」
と始まります。
“けしうはあらぬ”というのは“悪くない”という意味。

その悪くない女は、その家の召使だったので、親は女を追い出してしまった。
男は、血の涙を流して悲しんだ。
泣きながら読んだ歌が、

「出でていなば誰か別れの難からむありしにまさる今日はかなしも」
“出て行ったのならあきらめもつくが、こんな別れ方ではあきらめきれない。今日のような悲しい日はない”

そして男はあまりの悲しさに気を失って、息も絶えそうだ。
親はあわてて神仏に頼み、なんとか息を吹き返した。

という物語です。最後に老人では考えられないことだと結びます。


今でもこんな若者はいるんでしょうか・・・どこかにいるんでしょうね・・・

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コメント

こんばんは

伊勢物語は面白いですね。色々な人生模様があって。
今の時代にも若干いるかもしれません、そんな男性が。
私は筒井筒なんか、特に前半、可愛くて好きですね。
興味深い記事、ありがとうございます。

投稿: ☆サファイア | 2010年3月29日 (月) 22時50分

☆サファイヤさん、ありがとうございます。
「筒井筒」も能にもなっていて、私もすきな段です。

伊勢物語は源氏物語と違ってみじかいので、
楽しく読みたいですね。

朗読のほうもよかったら聞いてやってください。

投稿: kazu | 2010年3月30日 (火) 21時24分

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