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2010年5月18日 (火)

伊勢物語第四十一段

昔、女はらから二人ありけり。一人はいやしき男の貧しき、一人はあてなる男もたりけり。
いやしき男もたる、しはすのつごもりにうへのきぬを洗ひて手づから張りけり。心ざしはいたしけれど、さるいやしきわざもならはざりければ、うへのきぬの肩を張り破りてけり。せむ方もなくてただ泣きけり。これをかのあてなる男ききて、いと心ぐるしかりければ、いときよらなる緑杉のうへのきぬを見出でてやるとて、

 紫の色こき時はめもはるに野なる草木ぞわかれざりける

武蔵野の心なるべし。

-----ここまでが原文-----

伊勢物語の第四十一段です。

「女はらから」というのは姉妹のこと、
一人は身分の低い男と、もう一人は身分が高い男と結婚した。
身分の低い男と結婚した女が、男の衣を洗濯していて破いてしまった。代わりもなく泣いていると、それを聞いた身分の高いほうの男がかわいそうに思い、新しい服を送った。
その衣には、相手を気遣って「武蔵野の草木はみな同じです」というような意味の和歌が添えてあった。
というほのぼのとした話です。

女は結婚相手によってかなり人生が変わりますが、身分だけではありません。
でも、やっぱりお金持ちと結婚したほうがいいと思いますかねぇ・・・
貧乏な私には何も言えませんが・・・

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