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2010年7月25日 (日)

「本当は怖ろしい万葉集」

藤原広嗣の乱のことを調べようと久しぶりにこんな本を読んでみました。
「本当は怖ろしい万葉集(完結編)、大伴家持の暗号」
○○○の暗号とついているとなんとなく読みたくなって買いあさっています。
ほとんど“つん読”ですが^^;

万葉集に藤原広嗣の歌が一つだけのっています。
広嗣が桜の花を娘子(おとめ)に贈った歌です。

「この花の一枝(ひとよ)のうちに百種(ももくさ)の 言そ隠れるおぼろかにすな」
“この花の一枝には多くの言葉が隠されているのです。おろそかにしてはなりません”

娘子の返歌
「この花の一枝のうちは百種の 言持ちかねて折らえけらずや」
“この花の一枝にこめられている言葉に耐えかねて 枝が折れてしまいそうです”

いい歌だと思いますが、どういう状況で贈ったのか、女の子に送った恋の歌にしてはちょっと不自然のような気がします。

さて表題の本にはこう書いてあります。

「広嗣の歌とあるのは、実は聖武天皇が広嗣にクーデターの指令を秘密裏に出したもので、返歌は広嗣がその指令の重さにとまどって書いた歌である」

ということは聖武天皇は吉備真備と玄昉を打てと広嗣に命じ、自分は伊勢へ逃れた?
クーデターは失敗に終わりますが、この後遷都を繰り返す聖武天皇の心の内はかなり苦しいものだったのかもしれません。

私にはこの説はあっているように思えますが・・・

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コメント

う〜ん、そういう意味が有ったのですか!!
この処、吉備真備と玄昉に関心を持っているので興味が有ります♬

投稿: nmzk | 2010年7月26日 (月) 21時27分

nmzkさん、コメントありがとうございます。
吉備真備と玄昉、聖武天皇、光明皇后、そして大伴家持、藤原一族、いろんな人物が複雑に絡んでいます。
さて真相は・・・

投稿: kazu | 2010年7月26日 (月) 22時37分

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