« 徳田秋声 | トップページ | 小さい秋みつけた »

2010年9月15日 (水)

心づくしの秋

数日前まで猛暑でどうなることやらと思っていたら、9月も中ごろになってようやく秋の風が吹き始めました。

「木のまよりもりくる月の影見れば 心づくしの秋は来にけり」 よみ人しらず(古今集)
“木の間からもれてくる月明かりを見ていると、心づくしの秋は来たのだなぁと感じる”

“心づくし”というのは、今は「心づくしの手料理」とか「心づくしのお宿」などと、いろいろと気を使っているという意味で使われているようですが、この時代の意味は、さまざまに物思いをするという意味でちょっと違っています、もっと憂鬱な物悲しい意味のようです。
この後、源氏物語の中でも『秋にもなりぬ。人やりならず、心づくしに思しみだるる事・・・』(夕顔)などと何ヶ所かで使われています。

この歌の作者はよみ人知らずとなっていて、だれが作ったのかはわからないのですが、いい言葉ですね。ずっと残ってほしい言葉だと思います。

今年も心づくしの秋が来ました・・・

|

« 徳田秋声 | トップページ | 小さい秋みつけた »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222059/49456693

この記事へのトラックバック一覧です: 心づくしの秋:

« 徳田秋声 | トップページ | 小さい秋みつけた »