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2011年7月 1日 (金)

天地明察

ひさしぶりに面白い小説を読みました。
『天地明察』冲方丁(てんちめいさつ・うぶかたとう)
昨年の本屋大賞をとった本です。

結構長い小説でしたが、あっというまに最後まで読んでしまいました。
内容は江戸時代の囲碁や暦の話でとっつきにくそうなのですが、初めからどんどん引き込まれてしまいます。

主人公の渋川春海(しぶかわはるみ)の名の由来が伊勢物語の和歌だということで、どこまでがフィクションなのかノンフィクションなのか私にはわかりませんが、その和歌を取り上げてみたいと思います。

「雁鳴きて菊の花咲く秋はあれど 春の海辺にすみよしの浜」

住吉の海岸を歩いていたところ、景色がたいそうよいので歌を詠めと言われてこの歌を詠んだところあまりにもすばらしいので他のものはだれも詠めなくなってしまったというくだりです。
歌の意味は“雁が鳴いて菊の花が咲く秋もたしかによいけれど 春の海辺はいいところで住みよいだろうなぁ”という感じで、住吉と住み良しをかけていて、なかなかいい歌です。

しかしこの『天地明察』おすすめです。コミック化や映画化の予定もあるそうです。

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» ◆天下を揺るがすビッグ・プロジェクト/「天地明察」冲方丁 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞した作家・冲方丁(うぶかた とう)の小説「天地明察」を読みました。 本作は、日本独自の太陰暦を作り上げた渋川春海の物語です。 もともと算術好きだった彼が、保科正之の命を受け、様々な困難を乗り越えて改暦というビッグ・... [続きを読む]

受信: 2011年7月 8日 (金) 13時26分

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