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2011年8月

2011年8月26日 (金)

貞観地震、大津波は想定内!

数日前からニュースで流れているように今から1100年前の貞観(じょうがん)11年、三陸沖で大地震が起こりました。マグニチュードは8.3、津波の高さは10メートルを超えていたのではないかと東電は試算していました。そして10メートルを超える津波がまた来るであろうと平成19年・21年に報告書を作っています。10メートルを越える波は想定内だったのです。そして福島第一原発の想定は5.7メートルでした。
原発は絶対安全だとこれまで言ってきた根拠はなんだったのでしょう。福井県の原発でも同じような事実が報告されています。石川県の志賀原発は・・・

貞観地震のしばらく後に百人一首でも有名なこの歌が作られています。

  「契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 浪越さじとは」 
  (ちぎりきな かたみにそでをしぼりつつ すえのまつやま なみこさじとは)
                                                 清原元輔(きよはらのもとすけ)

末の松山とは今の宮城県多賀城市にあります。絶対に波が越えることはないという言い伝えがありますが、今回の地震でも波は越えたようです。幸い松には被害はなかったようですが。

この歌は清原元輔が相手の女性の心変わりを嘆いて作った歌です。
“袖を涙で濡らしながら誓ったはずっだったよね、末の松山を波が越えることがないように二人の心も変わらないと…”

決して波はが越えないという末の松山も、時には波が越えるということを作者も知っていたのではないでしょうか。そしてこの時代は富士山が噴火したりと天災が続いた年でした。
今こそ1000年前の記録をたどり現在に生かすべきだと思うのですが。

Matsuyama
多賀城市観光協会より

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2011年8月22日 (月)

秋風 自作

今朝は寒いくらいでしたね。でもまだ8月ですからまだまだ暑い日はあるでしょうが。
今日は少し暑さが戻ったのか裏の木立からセミの声が盛んに聞こえます。
一首浮かんだので書いてみます。

「秋風の吹き渡り来る木の間より 夏の名残りの蝉しぐれかな」 和

(あきかぜのふきわたりくるこのまより なつのなごりのせみしぐれかな)

夏から秋へ移るこの時期、少し物寂しくて好きな季節です。

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2011年8月21日 (日)

秋の風その弐

すっかり秋の気配になってしまって、今日の金沢はお昼でも23度。数日前の猛暑はどうなってしまったのでしょう。

秋の風の和歌をもう一つ、百人一首からです。

「白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける」 文屋朝康(ふんやのあさやす)

玉は真珠や宝石で、穴をあけ糸をとしてネックレスやブレスレットみたいにしていたんでしょうね。
“秋風の中、草の上できれいに光っているのは、糸をとおしていない宝石のようだ”

雨に濡れた草をこんなふうに見る感性を持ちたいものです。

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2011年8月19日 (金)

秋の風

涼しくなりましたねー、今朝はセミの鳴き声は聞こえずコオロギが鳴いていたくらいです。
裏の川からは涼しい風が入ってきます。これで猛暑も一段落でしょうか。

「川風のすずしくもあるかうち寄する 波とともにや秋は立つらむ」 紀貫之、古今集

この歌は訳すまでもないですね。川からの涼しい風と共に秋がやってくるという、単純ですがいい歌です。

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2011年8月18日 (木)

オヨヨ書林

古本屋へぶらりと行ってきました。ここは2回目かな。
最近、金沢市の長町のあたり、せせらぎ通りにできた「オヨヨ書林」という店です。

古い工場を改装したそうなのですが、中は結構オシャレな感じ。アートや絵本などこだわった品ぞろえで見ているだけで楽しくなります。

今回の収穫は室生犀星の「かげろうの日記遺文」カバーはちょっとうす汚れていますがなかはきれいです。いつの本かなと最後のページを開いてみると昭和35年。50年くらい前か!
定価は三〇〇園。KODANSHAという印紙?が貼ってあるのも、ちょっとうれしくなります。

Oyoyo

Kagerou1

Kagerou2







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2011年8月14日 (日)

花はす

お盆休みが少しとれたので福井県のほうへ行ってきました。
南条の花はす公園です。
いろんな品種のハスの花が咲いています。

そのあとは近くにある味真野の万葉館へ、万葉集の恋の歌で有名な、中臣宅守(なかおみのやかもり)と狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)がやりとりした和歌のことが詳しくわかります。
この二人のやり取りした和歌は63首も残っていてどれも情熱的です。

「味真野に宿れる君が帰り来む 時の迎へを何時とか待たむ」  狭野茅上娘子
(あじまのにやどれるきみがかえりこむ ときのむかえをいつとかまたん)

“味真野に流されたあなたが帰ってくるのを 私はいつまでまてばよいのでしょうか”

もう一つ娘子の有名な歌がありますが、以前の記事をご覧ください。

http://wakaotazunete.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_aa23.html

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2011年8月 8日 (月)

立秋

今日は立秋、暦の上では今日から秋ということなのですが、この暑さは残暑と言っていいのか考えてしまいます。温暖化で日本の気候も最近は亜熱帯に近くなっているそうですが、千年前のこの時代どういう気候だったのでしょうか。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」  藤原敏行

まだ夏真っ盛りという感じですが、古今集には立秋に詠んだとはっきり書いてありますので・・・、
しかしこの和歌は名歌ですね。この表現すばらしいとおもいます。
“秋が来たとははっきりとは感じることはできないが、吹く風の音にはどこか秋の気配が感じられはっとさせられる時があるものだ”

気持ちだけでも今日から秋と感じたいですね。

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