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2011年9月13日 (火)

中秋の名月

昨夜は中秋の名月。金沢でもきれいな月が見えました。
月を見ると思い浮かぶのが百人一首の西行の歌。

「嘆けとて月やはものを思はする かこち顔なるわがなみだかな」

この歌は前にも取り上げたのですが、いまひとつわかりにくいところがありました。
しかし最近、白洲正子の「西行」という本を読んで少しわかったような気がするのですが、

“嘆けと言って月が私を悲しませる。いや、私はこの涙をを月のせいにしているのだ”
このように訳してみましたが、このうたが詠まれたのは西行が出家する直前の時期のようで、単に恋の歌というよりも武士の身分を捨てて出家しようという強い決意もこの中に歌われている。そう解釈すると西行の気持ちが伝わってくるような気がするのですがどうでしょうか。

それにしても月を見ていると何となく感傷的になってきます。

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