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2011年9月25日 (日)

源 実朝

「世の中は常にもがもななぎさ漕ぐ 海士の小舟の綱手かなしも」

(よのなかは つねに もがもな なぎさこぐ あまの おぶねの つなでかなしも)

最近はこういうしっとりとした歌が心に響きます。この歌はちょっととっつきにくかったのですが、最近になってだんだんよさがわかってきたような気がします。百人一首の中でも一番いいのではと思うようになってきました。

源実朝は源頼朝と北条政子の間に生まれ鎌倉幕府の三代将軍として激動の中で生きています。そのあまりにも急変する世の中を常に変わらないものであってほしいと願うのがこの歌です。

『もがもな』は変わらないでほしい。
『あま』(海士)は漁師。
『つなで』(綱手)は小舟をひく綱。

あえて訳しませんが、常に変わらないでほしいと願う心と、目の前の漁師が小舟で揺られている風景があるだけです。

私も50代になってなにか分かるような気がするのですが、実朝は26歳で暗殺されています。戦乱の中で短い人生をいき和歌を愛した実朝に共感できるこのごろです。

写真は松任の海岸、
最後に松任CCZ温泉に入って夕日を眺めて連休は終わりです。

「世の中は常にもがもな・・・」

Sanetomo


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コメント

「世の中は常にもがもな」
まさしく今の今、心底から願いたいですね。

投稿: 宮沢きよこ | 2011年10月 1日 (土) 09時47分

宮沢様、コメントありがとうございます。
激動の時代は歴史上繰り返し来るものなのですね。

投稿: kazu | 2011年10月 1日 (土) 09時59分

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