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2012年6月

2012年6月22日 (金)

花菖蒲

金沢市郊外にある卯辰山の花菖蒲が見頃でした。
小雨が降る中、たくさんの人が来ていました。

「ほととぎす鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな」
よみ人知らず、古今集

この和歌もなかなか見事な歌です。

上の句は
“ほととぎすが鳴いている5月のあやめ草”そのまんまです。
なかなかおだやかな風景ですねーなんて思っていると、

下の句は
あやめ「文目」は物事の筋道・道理、着物の模様。の意味で、
“あやめの咲く頃には、物事の道理もわからないほどの恋をします”

という過激な内容です。

誰の作かわからないのですが、きっと高貴な身分の女性、それもすごい美人・・・というのは私の希望的推測^^、わざと名前を伏せたのかもしれませんね。

続けて訳すと、

“ホトトギスが鳴いてあやめが咲くころには、私だって無我夢中の恋をしますわよ”

最近はやりの雅女(みやびじょ)みたいになってしまいましたが・・・

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2012年6月21日 (木)

崇徳院

大河ドラマでは崇徳上皇が保元の乱で敗れ、讃岐へ島流しになります。
それを見送る西行がこの歌を読んでいますね。

「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」 崇徳院

これは崇徳上皇の作で、百人一首にも入っています。
内容はとてもわかりやすく、「流れの速いところで岩にぶつかり分かれていった流れも、その後ではまた一緒になろうと思っていることだ」という恋の歌のようです。

しかし取りようによっては、戦いに敗れて今は流されてゆくのだが、いずれまた戻ってきて会うつもりだ、と言っているような強い意志にも取れますね。

実際には、崇徳上皇はこのまま戻ることはできず讃岐の地で亡くなりますが、怨霊となって都を騒がしたというこわい話もあります。
この後大河ドラマに怨霊となって出てくるのかはわかりませんが・・・

恐ろしい時代です。

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